今週のみことば


9月2日
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「一人の男がバアル・シャリシャから初物のパン、大麦パン20個と
新しい穀物を袋に入れて神の人のもとに持って来た
神の人は
『人々に与えて食べさせなさい』と命じたが
召し使いは
『どうしてこれを100人の人々に分け与えることができましょう』
と答えた
エリシャは再び命じた
『人々に与えて食べさせなさい
主は言われる
”彼らは食べきれずに残す”』」
召し使いがそれを配ったところ
主の言葉のとおり彼らは食べきれずに残した」
(列王記下4章42-44節)

先週に引き続き、4章に記された「奇跡」の話です
100人分にはとても足らない数のパンで
神は彼らを満たし、なお余りが出ました
常識では「ありえない」話です

しかし
神の奇跡とは常に「ありえない」もので
どのような状況に追い込まれても
神の助けがあれば
絶望することはないのだと
信じる者には希望が与えられるのです

わずかな食べ物で大勢の人が満たされる話は
新約聖書にも出てきます
ルカによる福音書9章とヨハネによる福音書6章には
5つのパンと2つの魚で5千人が養われた記述がありますが
この時の5千人とは男性だけですから
実際には4倍以上の人がいたことでしょう
しかも
人々は十分食べて余りがカゴ12個分も出たというのです
一体どれだけ増えたのか
どのように増えたのか
それは人にはわかりません
ただすべては神のご計画のうちに成されたことでした

この一連の奇跡を読む時にわかるのは
神の前に現実の問題をまず持ってくるということの大切さです
そして
神の前に物事を進める時には
何が起こるかわからないという信仰を持つこと
更には
本当に希望を持って踏み出すこと
その時
わたしたちは聖書に記されたように
神の奇跡を見ることができるのです

そのためにも
聖書に記された奇跡を自分の事として考え
ひとりで考え込まないで
神の前に(教会に)持ってきて
問題をゆだねてみましょう

自分で考え込んでいては行き詰りますが
祈れば道は必ず開かれます
そこには神の知恵があって
今もなお生きて働く神の存在を実感できるのです

どんな時も自分には何もないとは思わないで
今あるものがどのように生かされていくのか
そこに神の働きを見ることができますようにと
希望を持って進んでいきましょう



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