今週のみことば


1月13日
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「シェバの女王はソロモンの名声を聞き
難問をもってソロモンを試そうと
極めて大勢の随員を伴い
香料、多くの金、宝石をらくだに積んでエルサレムに来た
ソロモンのところに来ると
彼女はあらかじめ考えておいたすべての質問を浴びせたが
ソロモンはそのすべてに回答を与えた
ソロモンに分からない事、答えられない事は何一つなかった
シェバの女王は
ソロモンの知恵と彼の建てた宮殿を目の当たりにし
また食卓の料理、居並ぶ彼の家臣
丁重にもてなす給仕たちとその装い
献酌官(けんしゃくかん)とその装い
それに王が主の神殿でささげる焼き尽くす献げ物を見て
息も止まるような思いであった」
(歴代誌下9章1-4節)

シェバ(シバ)の女王は
5節以降に語っているように
ソロモンの名声について
自分の目で確かめるまでは信じていませんでした
ところが現実はうわさよりももっと上で
ソロモンの持つ財力も知恵もすべてが素晴らしく
女王を圧倒したのです

そして女王は
これほどまでにソロモンを祝するイスラエルの神を賛美しました
「あなたを王位につけられたあなたの神
主のための王とすることをお望みになったあなたの神
主はたたえられますように
あなたの神は、イスラエルを愛して、とこしえに続くものとし
あなたをその上に王として立て
公正と正義を行わせられるからです」(8節)


シバの女王自身も大変な資産家であり、知恵者であることを誇り
この上ないほど多くの贈り物をもってイスラエルに来たわけですが
そんな人間の誇りなど
神の誇りには比べることもできないと
頭が自然に下がる思いがしたのでしょう
異教徒である女王をここまで感動させる神の知恵と力
その神の働きによって
ソロモンは世界に輝く王として尊敬されたのです

「ソロモン王は世界中の王の中で最も大いなる富と知恵を有し
世界のすべての王が
神がソロモンの心にお授けになった知恵を聞くために
彼に拝謁(はいえつ)を求めた」(22-23節)


こうして世界中の王から尊敬されたソロモンであっても
その栄光の輝きはすべて神によるものです
ちょうど宝石が自分で発光することはなく
光を受けてはじめて輝くように
ソロモンも神に愛され
神によって輝かされていたのでした

それは
ソロモンが父ダビデと同じように神を愛していたからで
彼の心の中には
”自分の栄光のために神の知恵を利用してやろう”という思いがなく
それが神に喜ばれたのです

そして
ひとりひとりの人生を輝かせる神の知恵は
現在も教会において与えられます
ところが
”自分の栄光のために神の知恵を利用してやろう”
という人も実際にあり
そのような神を愛さない信仰は
神に喜ばれるものではありません

クリスチャンとして神に愛され
祝された歩みをするために
聖書を通して
見るべきところを見て
教えられるべきところを教えられ
信仰に立ったものの見方ができるように心がけていきましょう



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