今週のみことば
6月9日
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「ヨタムは25歳で王となり
16年間エルサレムで王位にあった
その母は名をエルシャと言い
ツァドクの娘であった
彼は、父ウジヤが行ったように
主の目にかなう正しいことをことごとく行った
ただ主の神殿に入ることだけはしなかった
民は依然として堕落していた」
(歴代誌下27章1-2節)
ウジヤ王が病気で早く退位したため
息子のヨタムは25歳で王になりました
彼は父に習い
”主の目にかなう正しいことをことごとく行った”王ですが
ウジヤや
これまで登場した他の王たちと違って
生涯その心は神から離れることがなく
神もそんな彼を祝したので
国は大いに栄えていきました
「ヨタムは主なる神の御前をたゆまず歩き続けたので
勢力を増すことができた」(6節)
”たゆまず”とは
なまけず・油断せず・とだえることなく
といった意味があります
つまりヨタムは
王として国をしっかりとさせていく事業を行い
敵国との戦いに勝利して
国が強固に、そして豊かになっても
神を崇めることを忘れず
信仰を継続させたわけです
自分の願いが叶ったらもう信仰はしない
現代でもそういう人は多いですが
ユダの歴代の王たちも
信仰を支える預言者がいなくなり
自分の力が増してくると
みんな信仰から離れていきました
そんな中で
ヨタムはそうならなかった珍しい王様です
しかし
自分は神の前に生涯正しく歩んでいても
自国の民を正しい信仰の道に導くことはできなかった
それが彼の唯一の欠点でしょう
このように
人間はどこかが欠けていて
神以外に完全という存在はありません
人間は神の最高の創造物ではありますが
アダムとエバの時代に
そこに罪が入ることにより
人の心は神から離れるようになりました
こうして
今も人間には
”神をないがしろにする罪”があります
そんな人間を神は愛して
”罪の許しの救い”を与えてくださったわけですが
洗礼と聖霊によって神のものとされても
なお人の心は弱く
神と共に歩むことを常に心がけていないなら
その歩みは間違った方向へと進んでしまうこともあるのです
もし自分に力があると思えば
それを試してみたくもなるでしょう
しかし
現実は厳しく
自分の計画が思い通りに進むことはほとんどありません
また
世の中にはサタンの存在があって
人がそれと戦って勝てるわけでもないのです
そんなサタンの一番の願いは
人間が神を信じないようになることですから
日頃から神と共に歩むことを心がけていないなら
いつの間にか
歴代の王たちのように
神を忘れていくことになりかねません
ヨタム王のように
信仰の継続を心がけて歩む人には
必ず神の祝福があります
神がいかに人を愛して
その人生を幸いへと導こうとされていることを
わたしたちはよく知って
神から離れない道を選んでいきましょう
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