今週のみことば
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7月21日

「『強く雄々しくあれ
アッシリアの王とその全軍団を見ても
恐れてはならない
おじけてはならない
我々と共においでになる方は
敵と共にいる者より力強い
敵には人の力しかないが
我々には
我々の神、主がいて助けとなり
我々のために戦ってくださる』
民はヒゼキヤ王の言葉に力づけられた」

(歴代誌下32章7-8節)

アッシリアの王
センナケリブが攻めてきました
ヒゼキヤ王は戦いに備えて
すぐに泉の水をせき止め
壊れた城壁を修理し
武器を整えます
そして
民を集め
”敵には人の力しかないが
我々には
我々の神、主がいて助けとなり
我々のために戦ってくださる”

と、宣言するのです

ヒゼキヤの強気な様子を見て
センナケリブは
「お前たちは何を頼りにして
包囲されたエルサレムにとどまっているのか?!」と
イスラエルの神をののしる言葉を発するのですが
センナケリブは
イスラエルの神が
どのような方であるかを知らなかったので
人の手の業に過ぎない諸国の神々(=偶像)と
同じようなものだと侮っていたのでした

ヒゼキヤ王と預言者イザヤは
この事のために祈り
天に助けを求めて叫びます
すると
神は御使いをつかわして
たちまちアッシリア軍を全滅させました
そして
自国に逃げ帰ったセンナケリブも
自分の子どもたちによって殺されるのです

神を頼りにするヒゼキヤと
人の力を頼りにするセンナケリブ
その差はこうして明らかになりました

神の業は人の想像を超えており
人ができないことを神はなされるのだと
ヒゼキヤは知っていましたから
民に対しても堂々と
これは神の戦いであると
宣言することができたのでしょう

そして
それを聞いた民もまた勇気づけられた
わたしたちが不安の中にあっても
教会でみことばを聞き、励まされるのも
これと同じです

「モーセは民に答えた
『恐れてはならない
落ち着いて、今日
あなたたちのために行われる主の救いを見なさい
あなたたちは今日、エジプト人を見ているが
もう二度と、永久に彼らを見ることはない
主があなたたちのために戦われる
あなたたちは静かにしていなさい』」
(出エジプト記14章13-14節)


「こう言っても、あなたたちの神
主をあなたたちは信じなかったが
この方こそ、あなたたちの先頭に道を歩み
あなたたちのために宿営の場所を探し
夜は火、昼は雲によって
行く手を示された方である」
(申命記1章32-33節)


「強く、また雄々しくあれ
恐れてはならない
彼らのゆえにうろたえてはならない
あなたの神、主は
あなたと共に歩まれる
あなたを見放すことも
見捨てられることもない」
(申命記31章6節)


聖書には
このように
わたしたちを励ますみことばが並んでいます
人生は不安材料が多く
その不安から逃れるには信仰が必要であり
信仰によってわたしたちは勝利を得るわけです

「見よ、高慢な者を
彼の心は正しくありえない
しかし、神に従う人は信仰によって生きる」
(ハバクク書2章4節)


「律法によっては
だれも神の御前で義とされないことは、明らかです
なぜなら『正しい者は信仰によって生きる』からです」
(ガラテヤ人への手紙3章11節)


どんなにセンナケリブから脅されようと
ヒゼキヤはその信仰ゆえに動じません
一方
神を侮ったセンナケリブは
悲惨な最期をとげることとなりました

「生ける神の手に落ちるのは、恐ろしいことです」
(ヘブル人への手紙10章31節)


どんな状況であろうと
信仰によって生きる者を
神は決して見捨てることはありません
わたしたちはそこに希望を見いだし
各々進むべき道を歩んでいきましょう


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