今週のみことば


8月18日
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「ヨシヤは8歳で王となり
31年間エルサレムで王位にあった
彼は主の目にかなう正しいことを行い
父祖ダビデの道を歩み
右にも左にもそれなかった」

(歴代誌下34章1-2節)

ヨシヤは16歳の時から
父祖ダビデの神を求めることを始め
聖なる高台や、あらゆる偶像を取り除き
自らの信仰を明らかにしていきました

また
26歳の時には神殿を清め
歴代の王たちが荒れるまま放置してきた神殿の
補修工事に乗り出します
その費用は
神殿に寄せられた献金でまかなっていたのですが
ある日
献金が取り出されている時に
祭司ヒルキヤは
「モーセによる主の律法の書」を見つけました
その書は
ヒルキヤから書記官シャファンへ
そしてヨシヤ王の手に渡ります

「王はその律法の言葉を聞くと、衣を裂いた」(19節)
そして
女預言者フルダの下にヒルキヤ等を使わして
神の御旨をたずねさせました

「主はこう言われる
見よ、わたしはこの所とその住民に災いを下し
ユダの王の前で読み上げられた書に記されている
すべての呪いを実現する
彼らがわたしを捨て
他の神々に香をたき
自分たちの手で作ったすべてのものによって
わたしを怒らせたために
わたしの怒りはこの所に向かって注がれ
消えることはない
主の心をたずねるためにあなたたちをつかわした
ユダの王にこう言いなさい
あなたが聞いた言葉について
イスラエルの神、主はこう言われる
あなたはこの所とその住民についての主の言葉を聞いて心を痛め
神の前にへりくだって衣を裂き、わたしの前で泣いたので
わたしはあなたの願いを聞き入れた
と、主は言われる」(24-27節)


こうして
神の許しを得たヨシヤは
ユダとエルサレムのすべての長老を集め
そこに住むすべての民と共に神殿に上り
主の神殿で見つかった契約の書を読み聞かせました

「それから、王は自分の場所に立って主の御前で契約を結び
主に従って歩み、心を尽くし、魂を尽くして
主の戒めと定めと掟を守り
この書に記されている契約の言葉を実行することを誓った」(31節)

その後ヨシヤは
イスラエルの人々のすべての土地から偶像を排除し
イスラエルのすべての者を神に仕えさせたので
ヨシヤが生きている間
イスラエルの人々は神に従う道から外れることはありませんでした

さて、歴代誌を読み進めていきながら
毎回のように書いていることですが
ユダ国の王さまたちは常に偶像と隣り合わせで
この時代はよほど偶像がはびこっていたのかと
単純に考えればただ呆れるばかりかもしれません
しかし
わたしたちにとっての偶像は
ただの造り物の像だけではなく
”自分の思い(欲)→人の弱さ”を示しており
みことばを通して
王さまたちの心がどこに向いているかを知ることで
自分を省みる材料にするのは重要な事です

また
ただの造り物の像については
それ自体には何の力もありませんが
そういうものを頼る心が起きると
サタンが働き、心を惑わすので
正しい歩みの妨げになるでしょう

現代は
”神に祈る”ということが少なくなっていると言われています
”神を求める”という思いが減り
自分の思いのまま行動することが主になると
”神の心”を無視することになるわけです

「おのおの自分のことばかりでなく
他人のことも考えなさい
キリストイエスにあっていだいているのと同じ思いを
あなたがたの間でも互いに生かしなさい」
(ピりピ人への手紙2章4-5節)


この5節は文語訳で
「なんぢらキリスト・イエスの心を心とせよ」
と記されていますが
それは心が神に向いていなくてはできないことです

人の心は弱く
コントロールも難しいので
”神に祈る=神を求める”ことを常とし
神に喜ばれる道を歩んでいくことができますように



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