今週のみことば
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11月9日
「アポロがコリントにいた時の事である
パウロは
内陸の地方を通ってエフェソに下ってきて
何人かの弟子に出会い、彼らに
『信仰に入った時、聖霊を受けましたか』
と言うと
彼らは
『いいえ、聖霊があるかどうか
聞いたこともありません』と言った
パウロが
『それなら、どんな洗礼を受けたのですか』
と言うと
『ヨハネの洗礼です』と言った
そこで、パウロは言った
『ヨハネは、自分の後から来る方
つまりイエスを信じるようにと、民に告げて
悔い改めの洗礼を授けたのです』
人々はこれを聞いて
主イエスの名によって洗礼を受けた
パウロが彼らの上に手を置くと、聖霊が降り
その人たちは異言を話したり、預言をしたりした
この人たちは皆で12人ほどであった」
(使徒行伝19章1-7節)
アポロという人は
”アレクサンドラ生まれのユダヤ人で
聖書に詳しい雄弁家”と
18章24節以降に記されています
彼は主イエスを信じ
イエスのことを熱心に語っていましたが
彼自身は”ヨハネの洗礼”しか知りませんでした
そして
パウロに出会うことで
”主イエスの名による洗礼”の存在を知り
これを授けられ
更に、聖霊も受けて
本当の意味で”救われる者”となったのです
どんなに信仰熱心であっても
正しいことを教える人がいなければ
真理を悟ることはできません
パウロがエフェソに来ることにより
アポロら12人は救いの機会を与えられました
それは
彼らがパウロの話を真理として聞き
受けいれることができたためでもあります
こうして
”主イエスの名”の力について
正しく受け入れた者がある一方で
イエスを信じることなく
その名を使おうとした者もいました
「ところが各地を巡り歩く
ユダヤ人の祈祷師たちの中にも
悪霊どもに取りつかれている人々に向かい
試みに、主イエスの名を唱えて
『パウロが宣べ伝えているイエスによって
お前たちに命じる』
と言う者があった」
(使徒行伝19章13節)
この祈祷師はイエスを信じているわけではなく
”試みに、主イエスの名を唱えて”みた結果
悪霊の方が
『イエスのことは知っている
パウロのこともよく知っている
だが、いったいお前たちは何者だ』と言い返し
悪霊に取りつかれている男によって
祈祷師たちは襲われ
裸にされ、傷つけられて逃げ出しました
そして
このことがエフェソに住む人々に知れ渡り
”主イエスの名”は
大いにあがめられるようになった
と記されています
”主イエスの名”の持つ力について
信じる人もあれば信じない人もいます
主イエスの名による洗礼を受けることが何になるのか
救いとは何なのか
聖霊を受けて異言を語る?
それは奇妙な話だ・・・と
信じない人にとっては
どれも受け入れられない事ばかりでしょう
「十字架の言葉は
滅んでいく者にとっては愚かなものですが
わたしたち救われる者には神の力です」
(コリント人への第一の手紙1章18節)
昔も今も変わりなく
”主イエスの名による救い”は
信じるものに与えられ
その恵みは限りなく
十字架の言葉が真であることを証明し
信じるものに希望を与え続けるのです
<目次