今週のみことば


12月21日
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「パウロは議員の一部がサドカイ派
一部がファリサイ派であることを知って
議場で声を高めて言った
『兄弟たち
わたしは生まれながらのファリサイ派です
死者が復活するという望みを抱いていることで
わたしは裁判にかけられているのです』
パウロがこう言ったので
ファリサイ派とサドカイ派との間に論争が生じ
最高法院は分裂した
サドカイ派は復活も天使も霊もないと言い
ファリサイ派はこのいずれをも認めているからである」
(使徒行伝23章6-7節)

最高法院の議員たちの前に立たされたパウロは
自分を迫害する大祭司を堂々と批判しました
すると
近くに立っていた者たちが
『神の大祭司をののしる気か』と言ったので
パウロは
『その人が大祭司だとは知りませんでした』
と答えるのです
相手の挑発に対して
あくまでも冷静に対処するパウロ
彼には常に神が共にいて
知恵と力と勇気を与えてくださっていたのでした

更にパウロは
過去に自らがファリサイ派に属していたことを利用し
自分が迫害されているのは
”死者が復活するという望みを抱いている”からだと
主張するのです

これまで
主イエスの復活と救いについて語ってきた彼は
話をうまくすり替えて
ファリサイ派とサドカイ派との間に騒動を起こします
死者の復活を否定するなら
ファリサイ派は黙ってはいません
ならばパウロには非がないではないかと
ファリサイ派の律法学者たちが騒ぎ始めました
『この人には何の悪い点も見いだせない』
そう言って騒ぎは大きくなり
千人隊長は
パウロが騒動の中で殺されるのを懸念して
彼を兵営に連れていき保護しました

助け出されたパウロはその夜
主イエスの言葉を聞きました
『勇気を出せ
エルサレムでわたしのことを力強く証ししたように
ローマでも証しをしなければならない』(11節)


わたしたちの日常においても
パウロのように
神よりの知恵と力と勇気を与えられなければ
とても進んでいけないような
様々な事態が起こります

どんな時も
「よみがえりの主イエス」に導かれるのが
クリスチャンの歩みです
目には見えなくても
神の存在を感じつつ
冷静に、勇気をもって進んでいきましょう



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