今週のみことば
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3月16日
「シャドラク、メシャク、アベド・ネゴは
ネブカドネツァル王に答えた
『このお定めにつきまして
お答えする必要はございません
わたしたちのお仕えする神は
その燃え盛る炉や王様の手から
わたしたちを救うことができますし
必ず救ってくださいます
そうでなくとも、ご承知ください
わたしたちは王様の神々に仕えることも
お建てになった金の像を拝むことも
決していたしません』」
(ダニエル書3章16-18節)
ユダ王国が
バビロンによって滅ぼされた後
ネブカドネツァル王は
ユダの王族・貴族の中から
容姿や知恵の優れた少年たちを選び
宮廷で仕える者として教育するため
バビロンに連れてきました
この少年たち中にいたのが
ダニエル、シャドラク、メシャク、アベド・ネゴ
の4人です
ある時、ネブカドネツァル王は夢を見て
その解き明かしをダニエルがしたことから
王はダニエルを
高い位につけることにしました
この時ダニエルは王に願って
3人の友人も
バビロン州の行政官に任命してもらいます
その後
ネブカドネツァル王は金の像を造り
この像を礼拝するよう命じます
もしひれ伏して拝まない者があれば
直ちに燃え盛る炉に投げ入れると、、、
この王の命令に対して
行政官である
シャドラク、メシャク、アベド・ネゴが
従っていないと
王に告げ口する者がありました
そこで怒った王は3人を呼び出すのですが
3人は王を恐れず
金の像を拝むことをきっぱり断るのでした
ネブカドネツァル王は怒りに燃え
炉を7倍も熱く燃やすよう命じて
そこに3人をしばって投げ込みます
この時、炉から噴き出る激しい炎で
3人を引いて行った男たちは
焼け死んでしまったほどでしたが
炉の中を見た王は
投げ込まれた3人が
火の中を
自由に歩いているのを見て驚愕しました
しかも彼らと一緒にもう一人
”神の子のような姿の人”がいたのです
驚いた王が3人に出てくるよう命じると
3人は無事な姿で出てきました
「ネブカドネツァル王は言った
『シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの
神をたたえよ
彼らは王の命令に背き
体を犠牲にしても自分の神により頼み
自分の神以外にはいかなる神にも仕えず
拝もうとしなかったので
この僕たちを
神は御使いを送って救われた
わたしは命令する
いかなる国、民族、言語に属する者も
シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの
神をののしる者があれば
その体は八つ裂きにされ
その家は破壊される
まことに人間を
このように救うことのできる神は
ほかにはない』
こうして王は
シャドラク、メシャク、アベド・ネゴを
バビロン州で高い位につけた」
(28-30節)
”神を信じ、崇めていく人は
どんな時も必ず助けられ
神の栄光を現すことができる”
シャドラク、メシャク、アベド・ネゴの3人は
このような神の証人です
彼らは自分の地位に固執することなく
王の怒りを恐れず
真の神のみ拝しました
自分が豊かになる道を歩むのは
誰もが願うところですが
そこに神が共におられるかどうかで
起こってくることも違います
自分の望む道に進むことに
一時的な喜びがあっても
そこに必要な助けがなければ
決して幸いな道とは言えません
バビロン捕囚という
絶望的な状況下でも
神はユダヤ人に対して常に生きて働き
信じる者を救い
燃え盛る炉(絶望)の中にも
神はともに歩んでくださるとの
証を加えてくださいました
このみことばは
信じる者にとって希望の話です
「偶像」とは
目に見える像のみにあらず
自分の心の中の
「誇り」や「おごり」もあります
そのような「偶像」に心を奪われず
真の神を拝して
神と共に歩む人生でありますように
<目次