今週のみことば


3月30日
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「主の言葉がアミタイの子ヨナに臨んだ
『さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ
彼らの悪はわたしの前に届いている』
しかしヨナは主から逃れようとして出発し
タルシシュに向かった
ヤッファに下ると
折よくタルシシュ行きの船が見つかったので
船賃を払って乗り込み
人々にまぎれこんで主から逃れようと
タルシシュに向かった」
(ヨナ書1章1-3節)


ニネベという町は
イスラエルの敵であるアッシリアの首都でした
そんな所へ神の言葉を伝えに行くよう命じられたヨナは
どうしても行きたくなくて
別方向の町タルシシュに逃げようと船に乗り込みます

ところが
神が大嵐を起こし、船は沈みそうになりました
そこで人々は
”誰のせいで我々にこの災難がふりかかったかを
クジを引いてはっきりさせよう”
ということになり
ヨナはクジに当たるのです

ヨナはみんなの前で
自分が神の前から逃げてきたことを伝えます
そして
自分を海に放り込んだら
海は穏やかになると言ったので
人々はそのようにしました
すると
嵐はたちまちおさまって
海は静かになりました
一方
海に放り出されたヨナは
大きな魚に飲み込まれ
やがて魚はある陸地にヨナを吐き出します

人の思いや考えは色々あって
神の言葉を無視して進んでも
それは上手くいきません

苦手な場所には
誰も行きたくはありませんが
神が決められたことは
大回りしても結局そのようになるのだと
ここを読むと教えられます

嫌な事から逃げるばかりの
堂々巡りの信仰では
そこに神の働きを見出すことができません

嫌な事(不本意な道)であっても
神の開かれた道はそのまま進むこと
そして
そこで神の助けを知り
神の栄光を周りに知らしめることが
クリスチャンの使命です

「わたしは仰せを心に留めています
あなたに対して過ちを犯すことのないように」
(詩篇119篇11節)


「こうして、いろいろの働きをする神の知恵は
今や教会によって
天上の支配や権威に知らされるようになったのです」
(エペソ人への手紙3章10節)


”天上の支配や権威”というと
まるで聖なる者であるかのように思いますが
ここは6章12節にあるように
”暗闇の支配者、天にいる悪の諸霊”について記しています

つまり
神の言葉を伝えるために
現在は教会が置かれていて
そこで語られる神の多種多様な知恵が
最強の武器として
悪の諸霊と戦う力となるわけです
もし
それがなければ
わたしたちは様々な惑わしの中で
どのように戦っていくのでしょうか?!

人が自分で正しいと思ったことが
すべて正しいわけではなく
望んだ道が幸いとは限りません
すべてのことは神の権威の内にあり
そこから逃げ出そうとしても
結局は神の御旨がなっていく、、、

一度は神の前から逃げ出したヨナも
不思議な経緯でニネベに導かれ
そこではまた
彼の思いを超えた出来事が待っていたのです



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