今週のみことば


6月1日
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「明くる日、役人、長老、律法学者たちが、エルサレムに召集された
大祭司アンナスをはじめ、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル
そのほか大祭司の一族もみな集まった
そして、その真ん中に使徒たちを立たせて尋問した
『あなたがたは、いったい、なんの権威
また、だれの名によって、このことをしたのか』
その時、ペテロが聖霊に満たされて言った
『民の役人たち、ならびに長老たちよ
わたしたちが、きょう、取り調べを受けているのは
病人に対してした良いわざについてであり
この人がどうしていやされたかについてであるなら
あなたがたご一同も
またイスラエルの人々全体も、知っていてもらいたい
この人が元気になってみんなの前に立っているのは
ひとえに、あなたがたが十字架につけて殺したのを
神が死人の中からよみがえらせた
ナザレ人イエス・キリストの御名によるのである
このイエスこそは
”あなたがた家造りらに捨てられたが
隅のかしら石となった石”なのである
この人による以外に救いはない
わたしたちを救いうる名は
これを別にしては
天下のだれにも与えられていないからである』
人々はペテロとヨハネとの大胆な話しぶりを見
また同時に
ふたりが無学な、ただの人たちであること知って
不思議に思った
そして彼らがイエスと共にいた者であることを認め
かつ、彼らにいやされた者がそのそばに立っているのを見ては
まったく返す言葉がなかった」
(使徒行伝4章5-14節)


「美しの門」で起きた奇跡の後
ペテロとヨハネは神殿に入っていって
人々に、イエスの復活と
その名による救いについて説教しました
そこでは多くの人々が話を聞いて信じたのですが
教えに反対する祭司たちやサドカイ派の人々は
自分たちに都合が悪いので
ペテロたちを捕えて牢屋に入れるのです

翌日
役人、長老、律法学者、大祭司らが集められ
ペテロたちへの尋問が始まりました

『あなたがたは、いったい、なんの権威
また、だれの名によって、このことをしたのか』


その時ペテロは聖霊に満たされ
この奇跡がイエスの名によるものであり
『この人による以外に救いはない
わたしたちを救いうる名は
これを別にしては
天下のだれにも与えられていないからである』

堂々と語りました

無学な普通の人であるペテロたちが
このように大胆に語るのを見て
役人ら、尋問する側の人々は驚き
さらには
そこに足がいやされた本人が一緒にいたので
誰もペテロの言葉に言い返すことはできなかったのです

そこで役人らは
今後は「イエスの名」について語らないようにと命じるのですが
『神に従わないであなたがたに従うことが
神の前に正しいかどうか、考えてください』

ペテロたちはその命令を拒否
結局
彼らは脅されただけで釈放されるのでした
なぜなら
今回の奇跡により民衆の心が神に向いていたので
民衆を恐れた役人たちは
ペテロたちを罰することができなかったのです

ペテロたちを尋問した人々は
社会的には「要職」にある人ですが
そんな彼らに囲まれても
ペテロたちが堂々としていられたのは
聖霊の力が働いたからでした

誰が何と言おうとも
「イエスの名」があるところに救いがあり
力と奇跡がある事を
弟子たちは自分の身を持って体験しています
そして
その体験を大切にしているからこそ
どんな迫害にも負けません

「『キリスト・イエスは罪人を救うためにこの世に来てくださった』
という言葉は、確実で
そのまま受けいれるに足るものである
わたしはその罪人のかしらなのである」
(テモテへの第一の手紙1章15節)

「神は唯一であり
神と人との間の仲保者もただひとりであって
それは人なるキリスト・イエスである」
(テモテへの第一の手紙2章5節)


これらのことを語るがゆえに
イエスの弟子たちはずっと迫害され続けるのですが
聖霊を受けてからの彼らは強くされて
その信仰は揺るがないものとなりました

わたしたちにも
それぞれが抱える悩みがありますが
その悩みを乗り越える力を神から与えられることで
わたしたちは強くされていきます

また神が共にいてくだされば
悩みを乗り越えるための知恵も与えられるので
それも信仰者の強みです
実際に
この世の中にはサタンがいて
人間の知恵だけでは
とても太刀打ちできません
もし人間の知恵だけに頼れば
サタンにほんろうされることになるでしょう

「友のために自分の命を捨てること
これ以上に大きな愛はない」
(ヨハネによる福音書15章13節)


愛の究極の形である神イエスは
わたしたちの友でいてくださるがゆえに
その大きな愛で
わたしたちを慰め、励ましてくださいます

どんな時も
この神の愛に支えられ
導きに従って
正しい道を歩んでいくことができますように



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