<神の約束>

「主はアブラムに言われた 
 『あなたは生れ故郷、父の家を離れて
 わたしが示す地に行きなさい
 わたしはあなたを大いなる国民にし
 あなたを祝福し、あなたの名を高める
 祝福の源となるように
 あなたを祝福する人をわたしは祝福し
 あなたを呪う者をわたしは呪う
 地上の氏族はすべて
 あなたによって祝福に入る』」
 (創世記12章1-3節)

・神を信じその約束を信じることが信仰であり
 アブラハムはその信仰によって義(正しい者)と認められた



<神の律法>

・アブラハムに対する神の約束から430年後
 『神の律法(十戒)』が与えられる(出エジプト記20章2-17節)
 
 @あなたには、わたしをおいて他に神があってはならない
 Aあなたはいかなる像も造ってはならない
 Bあなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
 C安息日を心に留め、これを聖別せよ
 Dあなたの父母を敬え
 E殺してはならない
 F姦淫してはならない
 G盗んではならない
 H隣人に関して偽証してはならない
 I隣人の家をむさぼってはならない

 十戒は最も基礎的な律法、またすべての道徳律の要約であり
 ユダヤ人のみならず、キリスト者に対しても与えられたものなので
 効力を失うことはないが
 完全に守れないことで、救いの約束が無効になるわけではない

・十戒と同時に、社会規範や儀式的な律法も与えられたが
 これらはイエスの救い以降、無効となった

 「神は”新しい”と言われたことによって
 初めの契約を古いとされたのである
 年を経て古びたものは、やがて消えていく」
 (ヘブル人への手紙8章13節)