今週のみことば


11月7日

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「わたしたちはまた
神の協力者としてあなたがたに勧めます
神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません
なぜなら
『恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた
救いの日に、わたしはあなたを助けた』
と神は言っておられるからです
今や、恵みの時
今こそ、救いの日」
(コリント人への第二の手紙6章1‐2節)

自分の努力ではなく
神の「恵み」によって「救い」にあずかったクリスチャンは
人生において様々な困難の中にあっても
「恵み」を体験し
「救い」を実感しています

今、この恵みの時代、救いの時代にあって
わたしたちは常にこの恵みを忘れることなく
恵みが無駄になるような生き方をしないで
今まであったことを思い返し
どんな助けを受けてきたのかを思い出すことは
とても大切なことなのです

「苦難、欠乏、行き詰り、むち打ち、監禁、暴動、労苦、不眠、飢餓」と
これまで多くの困難の中に置かれたきたパウロも
「純真、知識、寛容、親切、聖霊、偽りのない愛」
そして
「真理の言葉と神の力」を「義の武器」として戦って
ここまで生き延びてきました

キリストの福音を宣伝することで
人を惑わす者とされても
パウロは誠実な人でしたし
誰にも知られていないようで
彼は多くの人に知られていました
そして
何度も死にかけては生き延び
罰せられているようで殺されることはなく
「悲しんでいるようで常に喜び
物乞いのようで多くの人を富ませ
無一文のようですべてのものを所有しています」(10節)

これはすべて
神の恵みによるものでした

このパウロが受けた数々の恵みは
信じるわたしたちにも同様に与えられるものです
人生には色んな困難がつきもので
行き詰ることも多く
悩みは尽きませんが
どんなところにおかれても
神の知恵を武器として用い
神の助けによって困難を乗り越えていく
これは「神に立つ者」が
困難に勝利する共通の歩み方です

また
自分では力がないと思っていても
そこには神の力が働くので
弱い者であっても強くされ
恵まれた者としての装いもあります

だから
「神に立つ者」は
心を広くして
冷静に物事を見て行かなくてはならない
しかし
コリントの人々は
自分で心を狭くして
信仰が分からなくなっています

「コリントの人たち
わたしたちはあなたがたに率直に語り
心を広く開きました
わたしたちはあなたがたを
広い心で受け入れていますが
あなたがたは自分で心を狭くしています」
(11‐12節)


14節以降は
信仰をしっかり持って
不信仰の惑わしに陥らないよう
注意すべきことが記されています

「『だから、あの者どもの中から出て行き
遠ざかるように』と主は仰せになる
『そして、汚れたものに触れるのをやめよ
そうすれば、わたしはあなたがたを受け入れ
父となり
あなたがたはわたしの息子、娘となる』
全能の主はこう仰せられる」
(17‐18節)


ここで「汚れたもの」とは
信仰に反する思い(不信仰)です
人は何か問題あれば心が揺らぎ
すぐにこういう思いが出てきがちですが
どんなことがあっても
そこに神を見出し
希望をもって進むことのできる人は幸いです

そのためにも
今まで与えられてきた「恵み」を忘れず
その恵みを無駄にしない生き方を心にとめて
不信仰の惑わしから遠ざかるように
日々心がけていきたいものです


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