今週のみことば
2月29日
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「では、どういうことになるのか
恵みが増すようにと
罪の中にとどまるべきだろうか
決してそうではない
罪に対して死んだわたしたちが
どうして、なおも罪の中に生きることができるでしょうか
それともあなた方は知らないのですか
キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆
またその死にあずかるために洗礼を受けたことを
わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ
その死にあずかる者となりました
それはキリストが御父の栄光によって
死者の中から復活させられたように
わたしたちも新しい命に生きるためなのです」
（ローマ人への手紙6章1-4節）
わたしたちが
イエス・キリストの名による洗礼を受けることは
「古い自分」がキリストと共に十字架にかかって死に
罪に支配された体が滅ぼされ
その後
キリストが復活したように
わたしたちも「新しい命」を与えられて
キリストと共に新たに生きていく出発点になります
「死んだ者は、罪から解放されています」（7節）
キリストと共に死んだ者＝洗礼を受けた者は
「自分」という人間に一度死んだものです
それは
自分の思いや考えを神にゆだねることを意味しますが
洗礼を受けたからといっても
人の中にある自分の思いはなお残っており
そのままでは
世の中にある惑わしに負けていくこともあるでしょう
だからこそ
そこには
神と共に新しく生きるという信仰が重要になるのです
洗礼を受ける時
人はキリストと一体となります（5節）
そして
新しく生きる時には
キリストの心を共有することで
自らの間違いに気づき
自分の感情に任せた行動を慎み
やがて
世の中に起こる不安や様々な惑わしに負けないように
自分自身が変えられていく
それが
クリスチャンの目指すところです
「だから、以前のような生き方をして情欲に迷わされ
滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て
心の底から新たにされて
神にかたどって造られた新しい人を身に着け
真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません」
（エペソ人への手紙4章22-24節）
「あなた方は死んだのであって
あなたがたの命は
キリストと共に神の内に隠されているのです
あなたがたの命であるキリストが現れる時
あなたがたも
キリストと共に栄光に包まれて現れるでしょう」
（コロサイ人への手紙3章3-4節）
わたしたちの日常には
常に問題が付きまとい
世の中には不安材料があふれています
例え思うようにいかない日々だとしても
信仰者の強みは
”死に支配されない”ということ
つまり
様々な心配事に心が支配されないように
その心が信仰によって強められていくことでしょう
「わたしたちはキリストと共に死んだのなら
キリストと共に生きることにもなると信じます」（8節）
キリストと共に生きる者は
キリストに結ばれて一体となっているので
そこに命があり
様々な問題に対しても勝利することができます
本来人間は弱いものなので
自分で頑張って正しく生きようとしても
自分の努力や修行で弱い自分を変えることは
なかなかできるものではありません
だからこそ
キリストによる救いが必要なのです
つまり
洗礼と聖霊を受けることによって
弱い自分に一度死んで
キリストと共に歩む新しい自分に生まれ変わる
それは
神の力が働くからこそできることです
当教会は設立から65年を迎えますが
長い間にはたくさんの方々が救いにあずかり
その人生が変えられていく様子を実際に見てきました
最初は自己中心であった人が
いつの間にか思いやりのある穏やかな人になるなど
その心が変えられていくに当たっては
本人の努力ではなく
神のご配慮によるものであることは明白で
救われて
神と共にある人生には
本当に人が生まれ変わる証しがあるのです
「神の言葉を守るなら
まことにその人の内には神の愛が実現しています
これによって
わたしたちが神の内にいることが分かります
神の内にいつもいると言う人は
イエスが歩まれたように
自らも歩まなければなりません」
（ヨハネの第一の手紙2章5-6節）
「主は人の一歩一歩を定め
御旨にかなう道を備えてくださる
人は倒れても
打ち捨てられるのではない
主がその手をとらえていてくださる」
（詩篇37篇23-24節）
今までも何度も書いているように
キリストの救いを受けたクリスチャンでも
この世に生きている限りは
この世で起こる様々な問題や不安を
同じように抱えていくことになりますが
どんなことが起きても
神と共にある人は
恐れることなく
右往左往してパニックに陥ることもなく
祈って冷静に対処していくことが来ます
そこにあるのは
神の言葉を信じることによって与えられる希望であり
実際に
神の言葉は実現し
それによって信仰は強められ
こうして人は
神の恵みによって
幸いな道を歩まされていくのです
「あなたがたは
今は罪から解放されて神の奴隷となり
聖なる生活の実を結んでいます
行き着くところは、永遠の命です
罪が支払う報酬は死です
しかし、神の賜物は
わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです」
（ローマ人への手紙6章22-23節）
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