今週のみことば


9月12日

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「聖なる者たちのための募金については
わたしがガラテヤの諸教会に指示したように
あなたがたも実行しなさい」
(コリント人への第一の手紙16章1節)

16章は、まず
エルサレム教会の信徒のための募金について
コリントの教会においても
ガラテヤの諸教会同様に実行するよう
パウロは指示しています

この募金、つまりお金についてですが
人間はお金がなくては生きていけないので
一般的に一番関心を寄せるのがお金であり
お金の使い方に
その人の心は表れるものです
もし自分の幸せしか考えないなら
自分のためだけにお金を使うでしょうし
他人の幸せも考える人は
他人のためにも寄付をすることができます

パウロがすすめている募金は
他教会の信徒を助けるための
愛の心を持った贈り物
これは誰かから強制されるものではなく
聖書の教える
”自分を愛するように隣人を愛すること”
というみことばの実践です
しかし
それには
自分が従来持っている考えを
変えなくてはならない人もあるでしょう
同じクリスチャンだと言っても
みんなが同じような心を持っているとは限らないからです

「わたしの働きのために
大きな門が開かれているだけでなく
反対者もたくさんいるからです」(9節)


パウロが伝道活動するにあたり
それを喜んで援助する人たちがいる一方で
反対する者もたくさんいたようです
同じ教会に所属するクリスチャンであっても
残念なことに
人の心は同じではありません

だからこそパウロは
みんなが同じ愛の心をもって
しっかりと信仰に立っていくようにと
繰り返し語っているわけです

「目を覚ましていなさい
信仰に基づいてしっかり立ちなさい
雄々しく強く生きなさい
何事も愛をもって行いなさい」
(13-14節)


当教会に
このたび新しいオルガンが与えられました
それを見て
今の信者さんたちはみな喜んでくれますが
昔の問題のあった時代でしたら
必ず文句を言う人が出たでしょう
教会員でありながら
自分の教会が良くなることが共に喜べない
こういう人は
常に自分のことのみを考え
他人の幸せが喜べない人なのです

人は皆、生まれ持った性格や育ちによって
色々違う考え方を持っているので
各々が自分の主張をし始めるときりがありません
だからこそ
神にあってお互いを思いやる心を持つ
「信仰に立つ」姿勢が必要なのです

「信仰に立つ」とは
世の中の雑多な思想から自由になって
神の愛を基準として生きていくことですが
弱い人は
人の言葉に左右され
心が揺れてしまう場合もあるでしょう
それでも
どんな時も
神の国を継ぐ者として
サタンの惑わしに負けず
毅然として強く生きていくことが大切です

「この自由を得させるために
キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのです
だから、しっかりしなさい
奴隷のくびきに二度とつながれてはなりません」
(ガラテヤ人への手紙5章1節)


「そして、神の栄光の力に従い
あらゆる力によって強められ
どんなことも根気強く耐え忍ぶように
喜びをもって
光の中にある聖なる者たちの相続分に
あなたがたがあずかれるようにしてくださった
御父に感謝するように」
(コロサイ人への手紙1章11-12節)



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