今週のみことば


10月16日

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「しかし、このことは知っておかねばならない
終わりの時には、苦難の時代が来る
その時、人々は自分を愛する者、金を愛する者
大言壮語する者、高慢な者
神をそしる者、親に逆らう者
恩を知らぬ者、神聖を汚す者
無情な者、融和しない者
そしる者、無節制な者
粗暴な者、善を好まない者
裏切り者、乱暴者、高言をする者
神よりも快楽を愛する者
信心深い様子をしながら
その実を捨てる者となるであろう
こうした人々を避けなさい」
(テモテへの第二の手紙3章1節)


「終わりの時」すなわち「キリストの再臨」が来る前には
まず「苦難の時代」がやってきます
その時には悪霊がはびこり
人々の心は悪によって支配され
神を信じようとしなくなります

しかし
神を信じている人は、悪いことはできません
人が善でいられるのは
神(愛)あってこそであり
その心が神から離れると
上記のように
悪い状態になってしまうのです

しかも
これは世の中一般のことを言っているのではなく
教会の中でも起こります

「信心を装いながら
その実、信心の力を否定するようになります」(5節)


こういう人は
いかにも熱心に聖書を学んでいるようで
決して真理の認識に達することができない(7節)
それどころか
真理(神)に逆らっているので
結果的に精神の腐った人間となり
信仰の失格者になるのだと(8節)
パウロは厳しく戒めています

「いったい、キリスト・イエスにあって
信心深く生きようとする者は
みな、迫害を受ける
悪人と詐欺師とは
人を惑わし人に惑わされて
悪から悪へと落ちていく
しかし、あなたは
自分が学んで確信しているところに
いつもとどまっていなさい」(12‐14節)


悪がはびこる時代にあって
信仰者は価値観が合わず
迫害を受けますが
悪人や詐欺師はお互いに惑わし合って
ますます悪くなっていくので
わたしたちはそこから離れ
聖書で学んだことを心に留めて
いよいよ信仰に堅く立っていくことが大切です
そうすることで
どんな悪い時代にも
正しく生きていくことができるからです

「聖書は
すべて神の霊感を受けて書かれたものであって
人を教え、戒め、正しくし
義に導くのに有益である
それによって、神の人が
あらゆる良いわざに対して十分な準備ができて
完全にととのえられた者になるのである」(16‐17節)


パウロはここに至るまで
多くの迫害を受け、それに耐えてきましたが
神は彼をそのすべての苦難から
救い出してくださいました
そして、テモテも
パウロの教え、行動、意図、信仰
寛容、愛、忍耐にならい
迫害の中で福音宣教に励んでいます

彼らのように
救われて
聖書の教えに立って生きるクリスチャンには
どんな時にも神の救いがあるという
幸いな未来の確信があり
その信仰によって励まされ
活かされていくのです

「わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない
途方に暮れても行き詰らない
迫害にあっても見捨てられない
倒されても滅びない
いつもイエスの死をこの身に負うている
それはまた
イエスのいのちが
この身に現れるためである」
(コリント人への第二の手紙4章8‐10節)


人生は面白いことばかりではなく
救われているクリスチャンも
世の中で同じ苦難の中に置かれていきますが
信仰という堅い土台を持っていれば
人生がダメになってしまうことはありません
その試練は、むしろ
わたしたちの成長のためであり
人の力では勝利できない戦いから
神の助けによって救い出される体験によって
いよいよ信仰は堅いものとされるでしょう

この世に生きる限り
悪霊との戦いは続きますが
神に立って歩む者には
敵にまさる知恵が与えられ
迫害の中でも必ず勝利することができるのです

「あなたの戒めは常にわたしと共にあるので
わたしをわが敵にまさって賢くします」
(詩篇119篇98節)




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