今週のみことば
12月4日
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「こういうわけだから、わたしたちは聞かされていることを
いっそう強く心に留めねばならない
そうでないと、押し流されてしまう
というのは、御使いたちを通して語られた御言が効力を持ち
あらゆる罪過と不従順とに対して
正統な報いが加えられたとすれば
わたしたちは、こんなに尊い救いをなおざりにしては
どうして報いをのがれることができようか
この救いは、初め主によって語られたものであって
聞いた人々からわたしたちに証しされ
さらに神も、しるしと不思議とさまざまな力あるわざとにより
また御旨に従い聖霊を各自に賜うことによって
あかしをされたのである」
(ヘブル人への手紙2章1-4節)
人には色んな考えや思いがあるので
しっかり真理をつかんでそれを心に留めておかないと
間違った思想に流されてしまいます
特にキリスト教においては
”救い主イエスによる救いの約束”が
最も大切な教えであり
この「尊い救い」をいいかげんに考えていたのでは
正しい信仰をすることはできません
なぜなら
神は人間を愛して
最初の人アダムが犯した罪から
万民を救うために
自らが人間の血と肉体を持つ者(御子イエス)となって
十字架につけられ
血を流し
救いの道を完成されました
神は万物の創造主でありながら
この救いの完成のために
一時は御使いよりも低い地位になり
罪人とされたのです
そして
救いの道を開かれた後は
復活して
本来の姿つまり
栄光とほまれとを冠とし
万物をその足の下に服従させる
神としての立場に帰られたのでした
こうして神ご自身が「救いの創始者」となって
イエスの名による洗礼と聖霊による救いが
万人に与えられたわけですが
昔も今も
それを誰もが信じるわけではありません
それでも
神よりの
”しるしと不思議とさまざまな力あるわざ”と
”御旨に従い聖霊を各自に賜うことによって”
この救いが本当に力あるものであること
神は今も生きて働かれる方であることを
信じる人たちは知っています
この神は
ただ天の高い所にいて
人間を見下ろしているわけではなく
一人一人の心を知り
愛をもって接してくださる方です
それは
神ご自身が人間と同じ肉体を持ち
多くの試練と死の苦しみを味わわれたからこそ
試練の中にいる人々を
思いやってくださるからです
「そこで、イエスは
神のみまえにあわれみ深い忠実な大祭司となって
民の罪をあがなうために
あらゆる点において
兄弟たちと同じようにならねばならなかった
主ご自身、試練を受けて苦しまれたからこそ
試練の中にいる者たちを
助けることができるのである」(17‐18節)
神である主イエスは
信じる者を救い
様々な業をもって助けてくださいますから
身の回りに起こる様々な出来事も
それがたとえ良いことではなくても
すべて神の御業であるとの証しが伴い
わたしたちはすべてのことに神の働きを見出して
感謝することができるのです
また
すべては神の働きによるものだと
信じて感謝することができる人は
その信仰によって
いよいよ恵まれていくでしょう
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