今週のみことば


5月22日

(スマートフォン用ページはこちら


「あなたがたは、主にあって
いつも喜びなさい
繰り返して言うが
喜びなさい
あなたがたの寛容を
みんなの人に示しなさい
主は近い
何事も思いわずらってはならない
ただ、事ごとに
感謝をもって祈りと願いとをささげ
あなたがたの求めるところを
神に申し上げるがよい
そうすれば
人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が
あなたがたの心と思いとを
キリスト・イエスにあって守るであろう」
(ピリピ人への手紙4章4-7節)


どんな時も
神にあって喜び、周りに寛容を示すこと
このことをパウロが勧めているのは
それが
”イエスと共にある人の生き方”だからです
そして
何事も思いわずらわず
神に祈り、願い求める時
わたしたちの心は
神にしか与えられない平安に満たされ
知恵と力が与えられて
やがて
試練を乗り越えることができるのです

また
本当に大切なことは何かを知り
それらを心にとめて
ぜひ実行してほしい

「すべて真実なこと
すべて尊ぶべきこと
すべて正しいこと
すべて純真なこと
すべて愛すべきこと
すべてほまれあること
また徳といわれるもの
称賛に値するものがあれば
それらのものを心にとめなさい」(8節)


パウロのこれまでの言動から
この「大切なこと」を学び
それに習う人には
常に平和の神が共にいてくださいます

10節以降、パウロは
ピリピの教会の人々が
パウロの伝道活動を支援してくれることについて
お礼の言葉を述べています

パウロが喜んでいるのは
信仰によって彼らの心が成長し
愛のある行動へと導かれていることに対してであり
パウロが何か贈り物が欲しいからではありません

パウロ自身は
この時点で捕らわれの身でしたが
彼はどのような境遇に置かれても
そこで対処する秘けつを神から得ていたので
人に金銭を求めたりしませんでした

「物欲しさにこう言っているのではありません
わたしは、自分の置かれた境遇に
満足することを習い覚えたのです
貧しく暮らすすべも
豊かに暮らすすべも知っています
満腹していても、空腹であっても
物が有り余っていても不足していても
いついかなる場合にも
対処する秘けつを授かっています
わたしを強めてくださる方のおかげで
わたしにはすべてが可能です」(11‐13節)


「貧しい」とは
単にお金や物がないことだけではありません
物事が上手くいかないが
どうしたらいいのかわからない・・・
そのような知恵に乏しいことも
また
踏み出す勇気や力に乏しいことも
神によって補っていただくことにより
わたしたちの心は強くなり
自分の置かれたところで喜びを得
足ることを学び
神に感謝して生きる者とされるのです

「わたしの神は
ご自身の栄光の富に応じて
キリスト・イエスによって
あなたがたに必要なものを
すべて満たしてくださいます」(19節)


人生にあって
きびしい時、苦しい時、上手くいかない時
そういう時にも
神は信じる者に対して
必要なものを必ず与え
すべての試練を通り過ぎることができるように
配慮してくださいます

ですから、どんな時も
この全能の神を「避け所」として
パウロに習って前を向き
信仰の豊かな実を結んでいくように成長することが
昔も今も
クリスチャンには求められています

「あなたがたを襲った試練で
人間として耐えられないようなものはなかったはずです
神は真実な方です
あなたがたを耐えられないような
試練にあわせることはなさらず
試練と共に
それに耐えられるよう
逃れる道をも備えていてくださいます」
(コリント人への第一の手紙10章13節)


「神はわれらの避け所また力である
悩める時のいと近き助けである」
(詩編46編1節)

「来て、主のみわざを見よ
主は驚くべきことを地に行われた」(8節)

「静まって、わたしこそ神であることを知れ」(10節)


「しかしあなたがたは知るがよい
主は神を敬う人をご自分のために聖別されたことを
主はわたしが呼ばわる時におききくださる」
(詩編4編3節)


「主はわたしのために
すべてを成しとげてくださいます
主よ、あなたの慈しみが
とこしえにありますように
御手の業をどうか放さないでください」
(詩編138編8節)



<目次