今週のみことば


7月31日

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「兄弟たちよ
わたしたちは、いつもあなたがたのことを
神に感謝せずにはおられない
またそうするのが当然である
それは、あなたがたの信仰が大いに成長し
あなたがたひとりびとりの愛が
お互いの間で増し加わっているからである」
(テサロニケ人への第二の手紙1章3節)


キリストの福音を伝える教会においては
世の中に見られるような
何らかの「成果」を求められることはなく
神の国を継ぐ者にふさわしく
神の愛をもってお互いが接していくようになり
どんな時も希望をもって前進するよう
信仰が成長することを求められています
そして
テサロニケの教会において
その信仰の成長がみられることを
パウロは大いに喜んでいるのです

”神の愛をもってお互いが接していくようになる”
そのためには、まず
愛について理解できるようになることが必要です
というのも
愛は食べられるわけでもなければ
何かがもうかるわけでもない・・・と
自分の利得と反するものなので
自分の利益しか考えない人にとっては
受け入れることが難しいのですが
かつては自分の利益しか考えなかった人でも
キリストの救いにあずかり
愛を知る者となれば
愛に根ざした生き方ができるようになります
さらには
あらゆる迫害と苦難の中でも心を強くされ
忍耐と信仰を示していくようになることで
その人を神の国にふさわしい者とする神の判定は
正しいと証明されるのです(4‐5節)

このように
神の判断はいつも正しいのですが
人間は自分の思いや考えで行動し
そこにサタンの惑わしがあって
神の道を見誤っていきがちです
ですから
どのような時にも
まず祈って冷静になり
サタンの惑わしから逃れて
正しい道を見極めていくことが大切です

また
例えわたしたちが苦しい立場に置かれていても
 苦しめている者には苦しみをもって報い
苦しみを受けている者には
休息をもって報いてくださること
そして
キリストのご再臨の時には
その報いが実現され
神を認めない者は罰せられるのだと
ここではその裁きについても言及しています(6‐7節)

そのご再臨の日まで
神がわたしたちを
「キリストの招きにふさわしい者としてくださり
また、その御力で
善を求めるあらゆる願いと
信仰の働きを成就させてくださるように」(11節)

それは
主イエスの御名があがめられ
わたしたちも主によって
誉れを受けるようになるためです(12節)

「キリストの平和が
あなたがたの心を支配するようにしなさい
あなたがたが召されて一体となったのは
このためである」
(コロサイ人への手紙3章15節)


聖霊の働きがあるところには愛があり
愛によって心が満たされているところには
平和があります

クリスチャンは
神の国を継ぐ者として
例え苦しみに会うことがあっても
神の助けを知っているので
右往左往することなく
その道に従っていくことができる
それは
人間の頑張りではなく
神の愛があるからこそできることなのです


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