今週のみことば


8月7日

(スマートフォン用ページはこちら


「霊により、あるいは言葉により、あるいは
わたしたちから出たという手紙によって
主の日はすでに来たとふれまわる者があっても
すぐさま心を動かされたり
あわてたりしてはいけない
だれがそんな事をしても
それにだまされてはいけない
まず背教のことが起こり
不法の者、すなわち
滅びの子が現れるにちがいない
彼は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに
反抗して立ち上がり
自ら神の宮に座して
自分は神だと宣言する」
(テサロニケ人への第二の手紙2章2-4節)


「主の日」つまり「キリストの再臨」が
すでに来ていると言うような
人々を惑わす存在があることをパウロは心配し
テサロニケの教会に対して
だまされてはいけないと警鐘を鳴らしています

キリストの再臨がどのようにして来るのかは
テサロニケ人への第一の手紙4章13節以降に記されていますが
それによれば
キリストにある死人のよみがえりもなく
救いにあずかっているクリスチャンがこの世にいる間は
「主の日」はまだ来ていません
ですから
重要なのは、だれが何と言おうとも
わたしたちは聖書に記されたことを信じて
「惑わす者」に惑わされないようにすることです

このような「惑わす者」による惑わしは
サタンから出る「不法の者」の仕業であり
その力はすでに働いていて
世の中を惑わしていますが
その働きを「阻止する者」がある間は
まだその姿を現していません
そして
この不法の者を阻止しているのが
「聖霊」と「教会」であり
「主の日」には
教会は天に携えあげられるので
この世に「阻止する者」はいなくなり
「不法の者」が姿を現すわけです

「不法の秘密の力が
すでに働いているのである
ただそれは
いま阻止している者が
取り除かれる時までの事である
その時になると
不法の者が現れる
この者を、主イエスは
口の息をもって殺し
来臨の輝きによって滅ぼすであろう」
(7‐8節)


このキリストの再臨の日
神に招かれて救われたクリスチャンは
空中で主イエスに迎えられ
その栄光にあずかる者とされますが
自分たちの救いとなる真理(神)を愛そうとしなかった人々は
不法の者に惑わされて不義を喜びとし
やがて滅びていく運命にあります

クリスチャンは
自らの功績によらず
神の恵みによって救いにあずかり
神の民とされました
ですから
この世に生きる間は
救いに選ばれた者として
主イエスの栄光にあずかるにふさわしい正しい生き方を
聖書を通して学び
各々置かれたところで
しっかりと信仰に立って
神と共に生きていかなくてはなりません

人生に苦しいことがあっても
その信仰が弱ることがありませんように
どんな時にも、神が
「あなたがたの心を励まし
あなたがたを強めて
すべての良いわざを行い
正しい言葉を語る者として下さるように」(17節)


せっかく救いを受けていながら
その考え方や価値観が世の中の人と同じでは
人生の戦いに勝利することはできません
神を愛する者としての
ふさわしい行いと
正しい言葉をもって
様々な試練の中も
神が共にいてくださることを信じて
乗り越えていくことができる人は幸いです



<目次