今週のみことば


9月4日

(スマートフォン用ページはこちら


「そこで、まず第一に勧める
すべての人のために
王たちと上に立っているすべての人々のために
願いと、祈りと、とりなしと
感謝とをささげなさい
それはわたしたちが
安らかで静かな一生を
真に信心深くまた謹厳に過ごすためである
これは、わたしたちの救い主である神の御前に良いことであり
また、みこころにかなうことである
神は、すべての人が救われて
真理を悟るに至ることを望んでおられる
神は唯一であり
神と人との仲保者もただひとりであって
それは人なるキリスト・イエスである」
(テモテへの第一の手紙2章1‐5節)


ここではまず
わたしたちクリスチャンが
どのように祈るべきかを教えています
その内容は単純で
”すべての人のために祈る”
というのが基本姿勢なのですが
そこには身近な人だけでなく
上に立つ人のためにも祈るように勧め
そうすることが
わたしたちにとって
信心と品位を保ち、平安な生活を送るために
重要であると述べています

というのも
神はすべての人が救われて
真理を知ることを望んでおられるので
その人々が善人であれ悪人であれどんな人であろうとも
救いのためにわたしたちが祈ることは
神の御前に良いことであり
御心にかなうことなのです

神は唯一にして
神と人との間を取り持つ方も
神が人として現れたイエス・キリストただ一人であること
そして
すべての人が救われるために
神であるイエスご自身が十字架にかかり
自らがささげものとなったこと
この真理を告げ知らせる者として
パウロは使徒に任ぜられました
また彼は
異邦人に信仰と真理とを教える
教師となったのです

「この福音は、神が
預言者たちにより、聖書の中で
あらかじめ約束されたものであって
御子に関するものである
御子は
肉によればダビデの子孫から生まれ
聖なる霊によれば
死人からの復活により
御力をもって神の御子と定められた
これがわたしたちの主イエス・キリストである」
(ローマ人への手紙1章2‐4節)


「神は、義をもってこの世界を裁くため
その日を定め
お選びになったかたによって
それをなしとげようとされている
すなわち、このかたを
死人の中からよみがえらせ
その確証をすべてのひとに示されたのである」
(使徒行伝17章31節)


しかし
この福音を聞いても
みんなが救いの道に入ろうとするわけではありません
ちょうどノアの時代に
大洪水が起こる前に箱舟に乗るよう勧められても
だれも聞く耳を持たなかったのと同じで
救いに至る門は狭く
人々はなかなかそれを見出すことができないのです

「すると、ある人々がイエスに
『主よ、救われる人は少ないのですか』とたずねた
そこでイエスは人々に向かって言われた
『狭い戸口から入るように努めなさい
事実はいろうとしても
はいれない人が多いのだから』」
(ルカによる福音書13章23‐24節)


さて
テモテへの第一の手紙2章の8節以降には
一見「女性」に対して厳しい教えが並んでいます
ただし
クリスチャンは男性であれ女性であれ
みな「キリストの花嫁」ですから
神の前には「女性」として表現されることがあり
聖書における男性と女性の立場の違いは
すなわち神と人間の立場の違いを表しています

最初に造られた人アダムは
キリストのひな形であり
(ローマ人への手紙5章14節)
サタンに惑わされませんでしたが
その妻エバは
惑わされて過ちを犯しました

このように
人間は愚かな者なので
自分の都合のいい考えにとらわれ
しばしば惑わされます
ですから、わたしたちは男女問わず
人間の弱さを自覚し
この弱い人間にも天から授けられる助け
すなわち神の恵みがあることに感謝して
各々慎み深く
信仰と愛と清さを持ち続けるべく
祈っていかなくてはならないのです
そして
15節の最後には
そのように歩んでいくなら
「子を産むことによって救われる」と記されています
これについては
実際に子どもを産むという意味ではなく
各々がこの福音宣教のために祈り
その結果として人々が救いにあずかる時
天国に新たに生まれる魂が増えていく喜びを
このように表現しているのかもしれません



<目次