今週のみことば


5月21日

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「いのちと信心とにかかわるすべての事は
主イエスの神聖な力によって
わたしたちに与えられている
それは、ご自身の栄光と徳とによって
わたしたちを召されたかたを知る知識によるのである
また、それらのものによって
尊く、大いなる約束が
わたしたちに与えられている
それは、あなたがたが
世にある欲のために滅びることを免れ
神の性質にあずかる者となるためである」
(ペテロの第二の手紙1章3-4節)

主イエスは
ご自分の持つ神の力によって
命と信心にかかわるすべてのものを
わたしたちに与えてくださいました
つまり
わたしたちが神によって召しだされ
救いにあずかり
キリストのもの(クリスチャン)として
天国を継ぐ者となるという
神の素晴らしい約束を与えられたのです

このような恵みを受けたからには
わたしたちはこの世にあって生きる間も
「神の性質にあずかる者」としての生き方を
聖書を通して学び
自分の持つ「肉の弱さ」と
戦っていかなくてはなりません

人間には皆それぞれ「弱いところ」があります
その性格や考え方は時として災いの元となり
かといって自分の知恵や力で
それを変えることは難しいのですが
そういう自分の弱さと向き合うこともしないまま
滅びゆく人々と同じ道をたどるのでは
せっかくいただいた神の救いの恵みに
反することになってしまうのです

「それだから、あなたがたは
力の限りを尽くして
あなたがたの信仰に徳を加え
徳に知識を、知識に節制を、節制に忍耐を
忍耐に信心を、信心に兄弟愛を
兄弟愛に愛を加えなさい」(5‐7節)


ここで求められている「性質」は
みな神から来るものです
そして、クリスチャンは
「世にある欲のために滅びることを免れ」
「神の性質にあずかる者」として
新たに生きていくことを求められています

「すなわち、あなたがたは
以前の生活に属する
情欲に迷って滅びゆく古い人を脱ぎ捨て
心の深みまで新たにされて
真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた
新しい人を着るべきである」
(エペソ人への手紙4章22節)


このように
価値観や考え方が
聖書の教えるところに近づこうとして変わって行く時
わたしたちは決して罪に陥ることはなく
いよいよキリストを知るようになるでしょう
しかし
この「神の性質」を備えていない人は
目先のことしか見えておらず
信仰的に視力を失った状態で
自分がどういう状況から救い出されたのかも
忘れてしまっているのです(9節)

「わたしたちの主イエス・キリストの力と来臨とを
あなたがたに知らせた時
わたしたちは、巧みな作り話を用いることはしなかった
わたしたちが、そのご威光の目撃者なのだからである」
(ペテロの第二の手紙1章16節)


これは
マタイによる福音書17章に記された
イエスの姿が弟子たちの見ている前で突然変わり
そこに神の声が聞こえてきた時のことを示しています

ペテロもその時
同行していた弟子たちの一人でしたから
イエスの姿が
顔は太陽のように輝き
服は光のように白くなった様子を
自分の目で見た目撃者であり
更には、光り輝く雲の中から
『これはわたしの愛する子
わたしの心に適う者。これに聞け』
という神の声を、実際に聞いたのです

このように
弟子たちは主イエスの証をする時に
作り話を用いて人の気を引こうとしたことはなく
ただ、聖書の預言の言葉は確かなものであると確信し
その言葉をこの暗い世界に輝く希望のともし火として
人々に告げ知らせてきたのでした

「聖書の預言はすべて
自分勝手に解釈すべきではないことを
まず第一に知るべきである
なぜなら、預言は決して人間の意志から出たものではなく
人々が聖霊に感じ
神によって語ったものだからである」(20‐21節)



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