今週のみことば
7月16日
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「長老のわたしから
真実に愛している選ばれた婦人とその子たちへ
あなたがたを愛しているのは、わたしだけではなく
真理を知っている者はみなそうである
それは、わたしたちのうちにあり
また永遠に共にあるべき真理によるのである
(ヨハネの第二の手紙1‐2節)
「長老」とはヨハネのことですが
「選ばれた婦人」が誰のことかはここではわかりません
ただ、クリスチャンはすべてキリストの花嫁ですから
ここは男女問わず
すべてのクリスチャンに向けた言葉として
受け止めていくのが良いと思われます
また
クリスチャンは「真理を知っている者」です
「真理」とは神ご自身のこと
そして、主イエスの言葉のうちにとどまっているなら
真理を知るようになると
ヨハネによる福音書8章32節には記されています
このように
クリスチャンは常に主イエスのみことばにより
真理を教えられ
救いの道へと導かれてきました
これは、現在聖書を読むわたしたちも同じです
さて、ここまで命がけで
キリストの福音を伝えてきたヨハネにとって
真理を知り
真理のうちを歩むこの信仰の道が
人々の間で着実に浸透しているのを知るのは
何よりうれしいことでした
そして
ヨハネは彼らに対して
改めて「愛のうちを歩く」ことを勧めるのです
「婦人よ。ここにお願いしたいことがある
それは、新しい戒めを書くわけではなく
初めから持っていた戒めなのであるが
わたしたちは
みんな互いに愛し合おうではないか
父の戒めどおりに歩くことが
すなわち、愛であり
あなたがたが初めから聞いてきたとおりに
愛のうちを歩くことが
すなわち、戒めなのである」(5‐6節)
今までも繰り返し語られてきたように
神の掟は「互いに愛し合う」ということです
クリスチャンはみな
神の愛によって救われ
各々の人生を
神の愛のうちに歩んでいきますが
この世にはサタンがいて
人の心を惑わすので
自分の欲や、あるいは人の欲にふりまわされて
神の愛から外れていくかもしれません
実際に昔から「反キリスト」の存在があって
キリストの教えから遠ざかるように仕向けてくるので
わたしたちはいつも神の愛のうちにいて
影響を受けないようにしなくてはならないのです
「なぜなら、イエス・キリストが
肉体をとって来られたことを告白しないで
人を惑わす者が
多く世に入ってきたからである
そういう者は、惑わす者であり
反キリストである」(7節)
世の中にはキリスト教を名乗りながら
”イエス・キリストが
肉体をとって来られたことを告白しない”
偽のキリスト教があります
何か魅力的な話があったとしても
この一点が違うことですぐに偽物とわかります
だれであろうとキリストの教えを超えて
これにとどまらない者は神に結ばれていません(9節)
(キリストのものではない)
また
「互いに愛し合う」というのは
あくまでもお互いにということですから
どちらか一方ががまんして成り立つものではなく
共にキリストの心に習い
誠実さと思いやりをもった行動が大切になります
ただ、そうは言っても
人間のがんばりには限界があるため
わたしたち自身が神の愛に満たされていることで
「互いに愛し合う」ことも可能になって来るのでしょう
ヨハネは12弟子の中で
ただ一人、殉教の死をとげることなく
寿命を全うした人です
それでも宣教活動には計り知れない苦労があり
他の弟子たちもあわせて
聖書に登場する宣教者たちの信仰と熱意には
本当に驚かされるばかりですが
どんな迫害にも屈しない彼らの強さと勇気は
まぎれもなく神の愛から与えられたものでしょう
パウロ以外のイエスの弟子たちは
みなイエスご自身と共に暮らし
そのみことばに常に接して
奇跡の業も目の前で見てきました
これは普通の人々にはない貴重な体験です
更には、十字架の死から復活、昇天と
その様子を自分の目で見て
聖霊降臨によって聖霊を受けてからは
自分たちにキリストが共にいてくださる事を実感しながら
宣教活動をすすめていったわけです
また、パウロは
反キリストの立場であったところを
イエスに捕らわれてキリスト者にされた体験を持ち
その揺るぎない事実が、彼を
死をも恐れない宣教者として支えていきました
このように
彼らの信仰の根底には
神から示された限りない愛がありました
そもそも人が救われるのも無償の愛によるものであり
その後に示された奇跡の数々も
人の功績によるものではなく
神の愛によるものです
そして
今こうして同じキリストの教えを信じ
救いを受けてクリスチャンとなったわたしたちにも
各々に神の助け(奇跡の体験)があり
そこに示された神の深い愛に感謝している人は
更に神の愛のうちを歩んでいこうとするでしょう
日々の生活においても
様々なところに神の助けを感じることで
いつも神の愛に満たされ
神の愛にささえられていけば
困難だと思える人生の道のりにも
希望の光が与えられるのです
<目次