今週のみことば


7月23日

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「愛する者よ
あなたのたましいがいつも恵まれていると同じく
あなたがすべてのことに恵まれ
またすこやかであるようにと、わたしは祈っている
兄弟たちがきて
あなたが真理に生きていることを、あかししてくれたので
ひじょうに喜んでいる
事実、あなたは真理のうちを歩いているのである
わたしの子どもたちが
真理のうちを歩いていることを聞く以上に
大きい喜びはない」
(ヨハネの第三の手紙2-4節)

「長老」ヨハネからガイオにあてたこの手紙では
キリストの救いにあずかったクリスチャンが
サタンの惑わしに負けることなく
真理のうちを歩いている(神と共に歩んでいる)ことは
彼らをキリストの福音へと導いたヨハネにとって
何よりうれしいことであると記されています

冒頭に記されているように
ガイオはそのたましいがいつも恵まれていましたから
旅先にある宣教者たちを助けており
それを「真実なわざ」として
諸教会においてあかしされていました

このように
教会においては
”真理のための同労者”として働く人がいる一方で
自ら指導者になりたがっているデオテレペスのように
ヨハネたちをののしり
正しい人々を追い出すなど
教会をかき乱している存在もあったようです

「愛する者よ
悪にならわないで、善にならいなさい
善を行う者は神から出た者であり
悪を行う者は
神を見たことのない者である」(11節)


「真理のうちを歩んでいる人」は
ヨハネの第二の手紙6節に記された
「愛に歩む人」であり
お金や権威といった「世のもの」に執着することなく
キリストの心をもって(信仰をもって)
正しい方向へと導かれていきます

しかし
教会にも「悪を行う者」が出てきて
正しい人を追い出そうとするので
そのような行為には
特に指導者は毅然とした態度で
対処しなくてはならないのですが
そこに人間的な情や欲が働くと
正しい対処ができません

元はといえば
わたしたちは神を知らないで歩んでいましたが
今は神を知り
愛に歩む者とされました
しかし
人間の心は弱く
しばしば人の言葉に惑わされるので
キリストの言葉に従う信仰から離れては
たちまち道に迷ってしまうのです

「神を知らなかった当時
あなたがたは
本来神ならぬ神々の奴隷になっていた
しかし、今では神を知っているのに
否、むしろ神に知られているのに
どうして、あの無力で貧弱な
もろもろの霊力に逆もどりして
またもや、新たにその奴隷になろうとするのか」
(ガラテヤ人への手紙4章8‐9節)


「子たちよ
だれも惑わされてはならない
彼が義人であると同様に
義を行う者は義人である
罪を犯す者は
悪魔から出た者である
悪魔は初めから罪を犯しているのである
神の子が現れたのは
悪魔のわざを滅ぼしてしまうためである」
(ヨハネの第一の手紙3章7‐8節)


惑わしの多いこの世にあって
悪に立ち向かうためには
キリストを信じる信仰が必要です
神が肉体をもったキリストとして
この世に来られたのは
サタンのわざを滅ぼすためでした

人間は一人一人その立場は違えど
神から見ればみな同じように弱い存在ですから
その心の内をのぞいて見ると
だれにでも「悪い思い」があることでしょう
そして
それをとどめるためには
神の愛が必要なのです

川の流れが自然にできていくように
わたしたちも
自然の成り行き(神の導き)に従い
それを自分の思いやこだわりで拒まないように
「真理に歩む」すなわち
イエスを信じてイエスと共に歩むことを
第一としていきましょう


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