今週のみことば

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8月27日

「イエスがヘロデ王の代に
ユダヤのベツレヘムでお生まれになった時
見よ、東から来た博士たちが
エルサレムに着いて言った
『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は
どこにおられますか
わたしたちは東の方でその星を見たので
その方を拝みに来ました』
ヘロデ王はこの事を聞いて不安を感じた
エルサレムの人々もみな同様であった」
(マタイによる福音書2章1-4節)

”ユダヤ人の王”が誕生したとの話を聞き
当時ユダヤの王であったヘロデは
大変不安になりました
自分が王なのに!ユダヤの王が生まれただと?!
そこでヘロデは
祭司長や律法学者たちを集め
キリストはどこに生まれるのか?
と、問いただしたところ
ユダヤのベツレヘムであることが分かります

「それはユダヤのベツレヘムです
預言者がこうしるしています
『ユダの地、ベツレヘムよ
お前はユダの君たちの中で
決して最も小さいものではない
おまえの中からひとりの君が出て
わが民イスラエルの牧者となるであろう』」
(6節)


ヘロデは東の博士たちをベツレヘムにつかわし
ユダヤの王として生まれた幼子のことを
くわしく調べるよう依頼します
そして見つかったら知らせてほしい
自分も拝みに行くから・・・と

その後
博士たちは東方で見た星に導かれて
幼子イエスのところに到着しました
そして礼拝し
黄金・乳香・没薬の贈り物をささげます
しかし、夢で
ヘロデのところに帰るなとのみ告げを受けたので
他の道を通って自分の国に帰っていきました

「彼らが帰って行ったのち
見よ、主の使いが夢でヨセフに現れて言った
『立って、幼子とその母を連れて
エジプトに逃げなさい
そして、あなたに知らせるまで
そこにとどまっていなさい
ヘロデが幼子を捜し出して殺そうとしている』
そこで、ヨセフは立って
夜の間に幼子とその母とを連れてエジプトへ行き
ヘロデが死ぬまでそこにとどまっていた
それは、主が預言者によって
『エジプトからわが子を呼び出した』と言われたことが
成就するためである」(13‐15節)


ヘロデは博士たちにだまされたと知り
非常に腹を立てました
そして、博士たちから確かめた時に基づいて
ベツレヘムとその付近の地方にいる
二歳以下の男の子をことごとく殺します

その後、ヘロデが死ぬと
主の使いはヨセフに夢で現れて
イスラエルに行くよう命じました
ただ、ユダヤはヘロデの子が治めていたので
ガリラヤ地方に退き
ナザレという町に住むことになります
「これは預言者たちによって
『彼はナザレ人と呼ばれるであろう』と言われたことが
成就するためである」(23節)


こうして
ヨセフも、東の博士たちも
夢で受けた神のみ告げに従って行動し
難を逃れました

一方、ヘロデ王には神への信仰がなく
常に自分の思いで判断するため
東の博士たちからの情報を聞いて
自分の地位が危ういと勘違いします
そのため
小さな子どもたちが殺されてしまうという
大変な悲劇が起きたのでした

人間はカッとなると
物事の正しい意味を
理解することができなくなります
だからこそ、信仰者は
聖霊による示し(神の言葉)がどこにあるのかを
冷静に見極めるために
自分のプライドや執着する思いを捨てて
神の側に立つ信仰を
育てていかなくてはなりません
つまり
自分の都合の悪い言葉でも
受け止めることができるよう
魂が成長することが求められているのです

この当時、夢で御使いが現れたように
今もわたしたちに対して
色んな人が色んな形で神に用いられながら
正しい道を教えてくれます
ただし
その言葉をどのように受け止めるかは
その人の信仰にかかっているのです


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