今週のみことば


12月31日

「だから、明日のことを思いわずらうな
あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう
一日の苦労は
その一日だけで十分である」
(マタイによる福音書6章34節)

一年は一日の蓄積で
今年もこうして最後の一日を迎えました
何を悩み、思いわずらったからとて
人にできることには限界があり
それをわかっていても
なお納得できない思いであせることもあったでしょう

しかし
今思い返してみると
自分の力で奮い立とうと思ってみても
やはり神の力がなければ立ち上がることは難しく
神によって生かされている実感が大きな支えとなって
結果的には
すべてのことは幸いに結びついていったのではないでしょうか

「きょうは生えていて
あすは炉に投げ入れられる野の草でさえ
神はこのように装ってくださるのなら
あなたがたに、それ以上よくしてくださらないはずがあろうか
ああ、信仰の薄い者たちよ」(30節)

さまざまな問題はあるけれど
それでも神さまにあればそれを通して何かが教えられる
だからいよいよ神を求めて・・・と
すべてのことを神を求める機会として
信仰者は日々を生きています

神を崇めることは個人にゆだねられていることで
各々が自分で神を求めていくことが基本です
ただ面白くない時にだけ
神さまに愚痴を言い
うれしい時には神さまを忘れているのでは
たとえ神さまがわたしたちを立派に装ってくださっていても
それに気づかないわけですから
なかなか神さまが近い状態とはなっていかないでしょう

残り少ない2005年最後のひと時も
今日まで守り導いて下さった神に心から感謝し
新しい年に向かって
心新たに祈っていきたいものです




<目次