今週のみことば


7月8日

「ギデオンは神に言った
『あなたがかつて言われたように
わたしの手によってイスラエルを救おうとされるならば
わたしは羊の毛一頭分を打ち場に置きますから
露がその羊の毛の上にだけあって
地がすべて乾いているようにしてください
これによってわたしは
あなたがかつて言われたように
わたしの手によってイスラエルをお救いになることを知るでしょう』」
(士師記6章36-37節)


神よりイスラエルの士師として選ばれ
イスラエルを救う者とされたギデオンは
自分がそのような大役を担えるほどの者とは思えず
本当に自分が選ばれているのかどうか試すことを願い出ました

このギデオンの願いは聞き入れられ
羊の毛は周りが乾いている時にそこだけが濡れていて
また、次には
周りが濡れていても羊の毛だけは乾いていました

こうして
ギデオンは自分に神がついていてくださることを確信し
ミデアン人との戦いに向けて準備がはじまります

神はギデオンに対して
兵士の数は限定するように命じます
もしたくさんの兵力で戦ったなら
イスラエルの民は
自分達の力で勝利したと言うでしょう

この戦いは神による戦いです
神の力をすべての人が知るために
兵士の数は300人に絞られました
常識的には到底勝てない数ですが
神は敵を惑わし
同士討ちをさせて滅ぼしました

人はしばしば自分の欲のために神に祈ります
しかし
神は何のために業をなすかといえば
それが人の得になるためではなく
それによって
神に栄光が帰されるためなのです

神さまがいるならば
自分の願いを聞いてくれてもいいだろう
そのように
神さまから何かをしてもらうことばかりを考えている人は多く
神さまのために自分は何ができるだろうかとは
なかなか考えが及ばないものです

この信仰は
自分の願いがきかれることのみを目的とする
ごりやく信仰ではありません
まずは自分の小ささ、力のなさを悟り
その上で神の力を武器として戦いに出ていく時
自分ではなし得ないことがそこに起こり
いよいよ神に栄光を帰し
信頼を深めていくものです

人はすぐに自分を過信しがちであることから
わざわざギデオンの兵士は2万2千人から
わずか300人にまで減らされました
しかも戦い方は普通の武器を使った戦いではなく
ラッパを吹き鳴らし
つぼを割り
大声で叫ぶというもの
それで敵は同士討ちを始めたのですから
イスラエルの民はそれが神によるものだと
誰もが認めずにはおられませんでした

自己を過信すると
真実を見ることができなくなります
これは最も怖いことで
何が正しいのかわからなくなるため
結局神さまを信頼することもできなくなるのですが
わたしたちは常に神さまを見上げ
自分を低くして
いかに生きていくべきか
人生の戦い方を教えられていかなくてはなりません

また
自分の置かれた状態が悪くなると
責任を他の人に求める風潮もありますが
外に目をそらすことは現実から目をそらすことで
そこには根本的な解決はなされないと悟るべきです

自分のことを強いとか偉いと思っている人は
大きな器にはなり得ません
自分は誰よりも信仰があると豪語する人ほど
実は信仰はないというのはよくあることです

ギデオンの氏族はマナセの族のなかで最も弱く
ギデオン自身も家の中では最も小さい者でした
だからこそギデオンは
自分がイスラエルを救う者として用いられることが信じられず
羊の毛を使って徴を求めたのでした
そして
そのように心から自分を小さな者と認めているギデオンだからこそ
神は彼を用いたのです

色々な事をなすとき
神を知らない人は
自分の知恵や経験で乗り切るしかありませんが
神を知っている人(信じている人)は
神の知恵を教えられて乗り切っていきます
そこには人知を越えた力があり
神が本当に生きて働くとの証が立てられるのです

「そうして彼らは自分たちのうちから異なる神々を取り除いて
主に仕えた
それで主の心は
イスラエルの悩みを見るに忍びなくなった」
(士師記10章16節)

イスラエルの民は
窮地に立たされると神を求め
平和になると神を捨て
他の異なる神々に心を寄せていきました
それでも
イスラエルに災いが及ぶと
彼らは異なる神々を取り除いて主なる神に仕えたので
神はまたイスラエルを救うのでした

心のうちにある”異なる神々”とは
現在のわたしたちにとっては”自分の思い”であり”思想”です
人の価値観には間違っていることも多々あり
それを正しいとして進もうとするならば
その道はやがて行き詰まるでしょう

それをみて
自分は間違っていたと悟り
自分の心を支配している思いを取り除き
神を信頼してその道を歩もうとするなら
神が行く末を祝されるでしょう

「彼らのすべての悩みのとき、主も悩まれて
そのみ前の使いをもって彼らを救い
その愛とあわれみとによって彼らをあがない
いにしえの日、つねに彼らをもたげ
彼らを携えられた」
(イザヤ書63章9節)

わたしたちには
どんな時も共に歩んでくださる神さまがあります
心の悩みを理解し
それを取り除くように働いてくださる神さまです

いよいよ神に信頼し
すべてのことをゆだね
自分を低くし
人生の戦いを乗り切っていきましょう




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