今週のみことば


7月22日

「主は答えて言われた
『マルタよ、マルタよ、
あなたは多くのことに心を配って思いわずらっている
しかし、無くてならぬものは多くはない
いや、一つだけである
マリヤはその良い方を選んだのだ
そしてそれは
彼女から取り去ってはならないものである』」
(ルカによる福音書10章41-42節)


イエスを家に招いたマルタは
その接待ことで忙しくしていましたが
妹のマリヤは
イエスの側で話を聞いていました

自分だけが忙しくしていることについていらだつマルタは
イエスにマリヤも手伝うように指示を頼みましたが
その時の返答は上記みことばの通りでした

マルタの行動とその思いとは
常識的には正しいことでしょう
しかし
神の前にあって
”しなくてはならないこと”
”しなくてもいいこと”
は、何なのかをよく考えて
その時の場をわきまえていくことを
わたしたちはここから教えられます

イエスが人に望んでおられるのは
接待ではなく、みことばを聞くことです
わたしたちもまた
聖書のみことばにまず耳を傾け
これから自分がすべきことは何なのかについて
正しい判断をしていかなくてはなりません

人は一生の間に色々な立場におかれます
ちょうど崖から突き落とされたような絶望的な状況や
ぬかるみにはまったような状況もあるかもしれません
このような場合
その試練から何かを学ぶ人もあれば
ただ自暴自棄になる人もあります

しかし
もし絶望的と思える状況であっても
神がそこを通らせるなら
落とされたところで何かを学び、つかみとるのが
わたしたちのなすべきことです
ただ、そこで神を恨み、ひがみ、心腐っていくのでは
自分自身が人生を棒にふっているようなもの

世の中の常識に当てはめると
もうそこには絶望しかないように見えても
神の基準でものごとを判断する時
必ず希望が見えてきます

世の中の考えは常に移り変わり
価値判断も一定ではありません
そのような不安定なものと一緒になって
いちいち右往左往していたのでは
常に不安になっていくばかりです

だからこそ
まずは神のみことばに耳を傾けることを第一とし
変わらない真理の価値判断をもって
人生の指針としていきましょう

わたしたちの寄り頼む神は
よみがえりの力を持っています
人は自ら命を捨てる可能性はありますが
自ら命を得る可能性はありません

人にできないことは神にはできる
また
わたしたちを常に愛してくださる神は
どんなところにも必ず助けを与えてくださいます
試練を通して人は教えられ
そして、強くなる
その過程が必要なのです

さまざまな思いわずらいも
まずはさて置き
祈りにより平安を与えられて
冷静に自分のなすべきことを教えられていきましょう



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