神様の約束と言うのは一貫しており 一度約束されたものは 後からくつがえる事はなく また他の約束と重なる事もない 全て人の動きは 神によってコントロールされ ご計画の通りに進んでいる |
*前置きの話はこちら→「2月22日」
民数記略 第21章10節より
前回アラドの国を滅ぼし
エドムの領土に沿って
北上を続けるイスラエルの民でしたが
その旅路は
エドム王国の北の国境線まで到達します
そこは死海の南端であり
これより北側がモアブの国となります
イスラエルの民は
このどちらの王国にも入り込まない様に
エドムとモアブの国境線に沿って
歩みを進めていました
ここで神様はイスラエルの民に水を与え
そのことを喜んだ民は
喜びの詩を残しています
こうしてモアブの国に沿って回り込んでいき
最終的にモアブの谷を抜け
ピスガの頂に到達します
ここはネボ山と呼ばれる山の山頂であり
死海の北端に位置しています
つまりイスラエルの民は
いよいよカナンの地を見下ろす位置まで
到達したのです
このネボ山は
モアブの北側にあるアモリ人が住む
ヘシュボンと言う国の領地であり
イスラエルの民が目指すのは
このネボ山から更に北へ進んだ先
死海へ流れ込むヨルダン川を
越えた向こう側ですから
ヘシュボンの国を超えて行く必要がありました
そこで例によって
ヘシュボンの王であるシホンに
領地通過を願い出ますが拒絶され
それどころかシホンの側から
イスラエルは攻撃を受けたのです
申命記第2章24節を見ると
これを受けて神様は
イスラエルの民に対して
「ヘシュボンと戦い彼らの土地を占領しなさい」
と指示しています
この戦いはイスラエルにとって
初めて親族では無い国との戦いであり
後のカナン平定に向けた戦いの
序章でもありました
こうしてイスラエルは
アモリ人の国であるヘシュボンを落としました
またその周辺の小さな村落からも
アモリ人を追い出します
このヘシュボンを落としたのちも北上を続け
ガリラヤ湖の東側に広がる
バシャンの国とも戦いますが
神様はモーセを通じて
イスラエルの民に占領を命じ
その通りになりました
この一連の戦いによって
死海からガリラヤ湖に続くヨルダン川の東側は
全てイスラエルの手中に落ちる事となります
後にここは
ルベン、ガド、マナセの部族が
嗣業の地として受け取る事になりますが
イスラエルは出エジプト以来
初めて領土を得たのです
さて、エドム領は
前回エドムの国王から拒絶されたことで
通れないのは分かるとして
なぜモアブ領も通過できないのでしょうか?
それは申命記2章9節に
「モアブの土地は与えない」と
神様から予め警告を受けていた為です
従ってエドム領もモアブ領も
どちらも通れないので
仕方がなく国境線上を進むことになりました
ちなみにエドムが
ヤコブの兄エサウの子孫であるのに対し
モアブはアブラハムの甥ロトの子孫です
アブラハムが祝福を受けた際に
甥ロトもまたアブラハムに連なるものとして
祝福を受けており
その数を増し
土地を得る事を約束されていました
かつて創世記13章では
アブラハムとロトが共に旅をする中で
お互いの家畜が増えすぎて
場所の争いが起きます
この問題解決のためにアブラハムは
ロトに対して好きな場所を選ばせ
自身はその反対側に進む事を進言しました
こうしてロトは
ヨルダンの低地を選び
一方でアブラハムは
山に向かって進むことになります
後に
ソドム滅亡の中からロトは救い出され
その後の描写は有りません
しかし結果的にロトの子孫は
モアブ人として死海の東部に定住していました
ですからここでモアブの国に攻め込むと
イスラエルとモアブ
つまりアブラハムとロト
それぞれに対する約束が矛盾してしまいます
従ってイスラエルの民は
親族である国から拒絶され
隙間を縫うようにしながら進んでいたのでした
ですから
神様の約束と言うのは一貫しています
一度約束されたものは
後からくつがえる事もありませんし
また他の約束と重なる事も無い
アブラハムに対する祝福から
500年以上経っていますが
それでもかつての約束が
反故にされることも無く
そして他の約束で上書きされることもなく
全て人の動きが
神様によってコントロールされ
ご計画の通りに進んでいる
それを考えた時に
私たちは日々
小さな助け、小さな恵みに目を向け
「神効力感(神による自信)」を育て
そして「イエス様が共にあるから大丈夫」
と言う確信を得て行けるように
また新たな一週間に
向き合って行きたいと思います