いいかげんな話



<理想と現実 1〜ヘナによる毛染め>

白髪がかなり目立ってきたので
いつものように「ヘナ」を使い、2日がかりで毛染めした

わたしがもう10年以上前から日常的に使っている製品はこちら
画像は『ナイアード』のサイトより
hena1.jpg

他にヘナ100パーセントの商品もあるのだが
こちらの方がトリートメント効果が高く使用感が気に入っている
だが、色々入っている分かなりクサイのも確かで
この度は夫に洗面所でヘナを使ったことを言わなかったら
そのニオイが排水管から上がってきていると勘違いし
パイプ掃除をしてくれたらしい、、、^^;

最近はヘナにも色んな商品があって
ニオイをおさえたものや、短時間で染まるものもあるが
短時間で染まるものには化学物質が混ざっているらしいし
わたしとしては上の商品が一番安くて、単純(自然)で
皮膚トラブルなども起きたことがなく
問題のニオイも少し経てばおさまるので
ずっと使い続けているわけだ

ただ、ヘナは髪にも地肌にもいいけれど、とても使いにくい
粉を溶かしてペースト状に練ったものを上手く塗るのもコツがいるし
何より放置時間が2時間以上必要というのが大変だ
そうしてやっと染まった白髪はオレンジ色になるので
わたしのように白髪の割合が多いと
このままではかなり不自然、、
2015108.jpg

というわけで、翌日、もっと色を暗くするために
「ヘナ」に「木藍(もくらん)」をプラスしたものを使って2度染めをする
(注:白髪にいきなりこちらを使うと染まりにくい)
hena2.jpg

こちらは根元のオレンジ色の部分だけに塗って1時間放置
2015108a.jpg

いい感じになった〜♪
hena2015108.jpg

手間はかかるけれど
ヘナを使った髪はサラサラになるし
コシがない髪もしっかりして、変なクセもおさまる
これは髪がハリを失いペタンコになりがちなわたしの年代には強い味方だ

一方、化学染毛剤に含まれるジアミンの毒性については随分昔から問題になっており
それが内臓にたまって影響が出るという説もあれば
肝臓の解毒作用、腎臓の濾過作用によって排出されるという説もあるが
わたしの場合は若い頃に化学染毛剤を使って抜け毛が増えたので
(皮膚への刺激も強いし)今はもう使おうとは思わない

でも、今まで園芸関係で色んなモノや情報に出会ってきたから
ヘナ=自然の植物=安全だとは決して思っていないわけで
自然は優しいばかりじゃなくて毒物もたくさんあるのはよく知っている
それでも、リスクを承知の上で毛染めするのは
上の写真でもわかるように
わたしは染めなかったらものすごく白髪が多いから・・
ヘナでオレンジに染まる髪の割合を見るたびに
53歳でこれってかなり多い方じゃないかなあと思うし
まあ60歳になったらもう染めなくていいかなと思っているのだけどね
と言いつつ60過ぎてもがんばるかどうかはその時の気力次第かな?!

あと、ヘナの使い方については
染まりやすくするための注意点も多くて
何より2日で約4時間もかかること思うと(これを一日でやるのもまた大変)
忙しい人々にお勧めしたいとは思わない
それでもやってみようと思う人に対しては
”ヘナを続けるためには完全主義にならないこと”と書いている人があったが
本当にそうだと思う
ヘナを使う際の注意点についても
例えば、ヘナを洗い流す時にはシャンプーをつかっちゃダメというけれど
わたしはすぐ石けんシャンプーで洗わないと頭皮が気持ち悪いし
最初のうちはクエン酸リンスもダメというのも守らず
快適に過ごす方を優先している
それでもちゃんと染まるし、早く色落ちするとも思わないので
こうして自分に合うように”自分流にアレンジ”するのが常だ

現在はヘナ使用者がネットでそれぞれ自分流を公開しており
そこでは
ヘナのもつ理想的な面と、現実問題の間で思考錯誤する様子がうかがえ
とても参考になる

こうして理想と現実をしっかり見て発信していくことは
わたしもずっと心がけてきたことだが
そういう正直な情報こそ一番求められているものじゃないかと思う


(2015.1.8)



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