いいかげんな話



<5.等身大の自信 2>

わたしがサイトをはじめて約10年の間には
自分が間違っていたことや気づかなかったことについて記しながら
ずっと自己分析を繰り返してきた
18歳以降、失敗のない人生を模索した時代の自己流の生き方は
どんどん自分の世界を狭くするもので
それに比例するようにだんだん自信は失われて
やがて神経症につながっていったのだと気づいたのは38歳の時
あれ以来、自分のことを文章に記すようになり
ひとつひとつ自分の本質に気づきながら
そのたびにガッカリしてきたということは
表では自分に自信がないと言いつつも
裏を返せば、「もっと自分はできるはず」と思っている部分があって
その”虚飾の自信”が、自己分析によって随分崩されてきたのだろう

この世には、頭で考えたらできそうに思えても
実際はとても難しいこと(無理なこと)がたくさんある
それは、実際にさまざまな事に挑戦してみてはじめて実感するものだ
わたしには今、昨年から考えている新しい課題が一つあるが
昨夜はそれをついにあきらめる決心をしたところ
娘の反対にあって思い直すこととなった

その課題とは、このドレスを作ること↓
dress2012208-1.jpg dress2012208-2.jpg

娘の理想とするデザインを求めて
やっと海外製の型紙を手に入れてみたものの
当然のことながら説明書は日本語ではないし
一番の問題は、背中が編み上げスタイルになっていること
これはさすがにできそうもない、というか
どうすればいのかわからない、、、

ドレス自体は秋の学内演奏会に間に合えばいいのだから
まだまだ時間はあるとは言え
わたしがドレス作りをするのは一番暇な今頃が望ましく
そろそろ決断しなくてはならない時期になっている

初めてドレス作りをした5年前は
とりあえず舞台上でそれらしくみえる形になればOKだと思っていたので
細かい部分は気にせず勢いで仕上げた
それが2枚目3枚目となるうちに
やはり体にフィットしたきれいな仕上がりを求めるようになっていったが
体形は常に一定ではないために
舞台の前日になって一部ほどいて縫い直したり調整することもあった
だからこそ
ドレスにはしばしばこういう編み上げスタイルが用いられるわけで
amiage.jpg

これが素人には実に悩ましい課題なのだ・・・

ところが、これを娘に話すと
「編み上げはやめてファスナーにすればいいよ」
「ひとりで着たり脱いだりするにはファスナーの方がいい」
「このドレスすごく欲しい!ねえ、何とかならない?!」
「もう昔みたいに体形も変わらないと思うし・・」と
あきらめきれない調子で強く頼んできた
確かに、5年前に比べると6キロやせて
今はずっとそれで安定しているから
もうちょうど良いサイズに作っても問題ないかもしれない
まあ、それなら作ってみようか・・・と言うと
娘、大喜び〜♪

わたしの作るものでも、必要としてくれる人がいるなら
やはりもうちょっと頑張ってみたい
そう思い直して、今日は娘と生地を見に行った
そこで見つけた深いグリーンの布と、金色のレースが気に入り
近いうちに購入することを決めて帰る

わたし自身、ドレス作りは面白いのでもうちょっと続けたいのが本心だから
今回その気持ちに素直になって、楽しみつつ頑張ろうと思う
もしここでやめてしまったら悔いが残るような気がするし
やれるところまでやってみれば、少しは進歩もして
それが自信につながるだろう
わたしもダメダメと言っていないで
”等身大の自信”を得る方向へ進みたいと思うのだ


後日制作したドレス



(2012.2.8)



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