※これはあくまでも私の経験と雑感を元にした私のデタラメ理論です。参考程度にご覧になって自分にあったやり方を考えて頂ければ幸いです。
<私が3年間で学んだこと>
・ペースについて…ゆっくり走るのが良いと一般的に言われてますが、遅く走るのもかえって疲れます。楽に気持ちよく走りながらも、着地時のダメージが最小限になるように走る事を意識した方が良いかも。
感覚としては「決して頑張らない走り」が良いという人もいますが、私の場合は「ほんのちょっとだけ頑張る」意識で走ってました。
・迷子について…前半は周りにランナーがいるので迷いづらいです。豊田湖への右折と俵山温泉くらいでしょうか。クニさんのコースガイドをしっかり呼んで、mapfan等の地図サイトでルートをチェックしてれば大丈夫。後半はコース案内も少ないので慎重に進んだ方が良いです。距離感覚も鈍ってるので一人で走ってると非常に迷い易いです。
・荷物について…やはり軽い方が有利です。でも必要な物は必ず持って行くこと。持っていく物は出来る限り軽く出来るようにすること。
ただし天候が少しでも怪しかったらしっかりした雨具が必要です。川尻岬と宗頭に荷物を送れるので上手く利用して下さい。
・前泊について…当日入りする方が結構おられますが、現地で前泊すれば民宿で昼まで寝かせてもらえるので、寝貯め出来ると一晩目が非常に有利です。但しスタート前の説明会には必ず出席する事。レストエードへ荷物を送るのに使う袋は説明会の時に配られる年もあります。
・練習について…後半の疲れている時を想定した練習が結構効果がありました。サブ3の力が無くても100kmサブ9いかなくても、後半しっかり走れる人でしたら優勝することだって出来ます。後半はトップランナーでもペースが落ちます。それが後ろのランナーになるほど落ち込み具合が顕著です。強いと言われているランナーはこの落ち込み具合が少ないです(強くなれるのは決して才能ではなく、その人の努力の賜物です)。
・苦しい時こそ笑顔で走ろう!…某TV局でやっていた事ですが、通常人間が走る時は脚には体重の3倍の荷重が掛かっているところが、笑顔で楽しみながら走ると2倍に軽減されるとか。辛いこともロング・マラニックの醍醐味です。楽しみましょう!
また苦しい時ほどフォームを崩してしまい、新たに別の何処かを痛めてしまうきっかけを作ってしまいます。フォームには気を使いましょう。
<私が3年間でやってしまった失敗>
・迷子…最初の2年は100km前後までしかいけなかったせいか、一度もコースアウトしませんでしたが、3回目は後半しっかり迷いました。事前にmapfanでもルートをチェックしてましたが、後半頭が鈍ってくると距離感覚も鈍ってくるので地図をよく見ても迷い易い。
・雨具について…1年目は天気予報が良かったにも関わらず重めの雨具でペースを大幅に狂わせてしまいました。2年目は軽さに重点を置いたのが災いして、やまない小雨に凍えてしまいリタイヤしました。軽くて雨からしっかり守ってくれるものがベスト。
(次回への反省点)
・宗頭にもう一つライトを置いておく・・・深夜に往還道を通ろうと思ったら、ライト一つでは照度不十分で走れないそうです。
・スピードアップ・・・いつかは夢のサブ27時間!(あくまでも「夢の」ですけど (^^;
・迷子にならない…道は覚えたんでもう迷わないと思います。たぶん。
・もっと身軽で走れるように工夫すろ(目標1kg未満)
装備
・格好
2000年 | 2001年 | 2002年 | |
帽子 | 普通のランニング用 | 普通のランニング用(後ろに日除け付き) | 普通のランニング用 |
シャツ | UMML長袖シャツ | UMML長袖シャツ | 長袖シャツ |
上着 | Kappa薄手のウインドブレーカー | Kappa薄手のウインドブレーカー | EPICウインドブレーカー→宗頭からゴアテックス |
パンツ | CWXロングタイツ | CWXロングタイツ→ハーフタイツ→4DMロングタイツ | 普通のロングタイツ(個人の好みによるが、私はCWXや4DMは膝の締め付けが気になるので普通のものにした) |
靴下 | 5本指ソックス(薄手の為、幅広のサロマでは歩くとブカブカだった) | 普通のソックス(マメが出来やすいがテープで対応した。超ウルトラほどシューズの履き心地は重要) | 同左 |
シューズ | サロマ4 | サロマ4 | サロマ4 |
手袋 | 軍手(イボイボ付き) | 軍手(イボイボ付き) | 軍手(イボイボ付き) |
・荷物
2000年 |
2001年 |
2002年 | |||||||||||||||||||||||||||||||
雨具 | 百円カッパ(この大会では例年大雨にみまわれるジンクスがあるが今回は晴れだった) | 大きなビニール袋を2枚重ね(天候によっては百円カッパの予定だが、軽い代替品を検討中)。雨水の進入防止に首にバンダナを巻く。 | ・宗頭まで・・・EPIC(土砂降りになると雨具の意味が無いくらい染みてきました。序盤から降ってたらリタイヤしてたかも) ・宗頭以降・・・ゴアテックス(これは抜群に良かった。軽くてしっかり雨を弾いてくれる。ちょっと高いのが難かな) |
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ライト | 乾電池式ヘッドライト(重量があり乾電池はすぐ切れるが、防水だったのでこちらを採用した)…夜間の冷え込みの影響で数時間で電池が切れた。予備の電池も積めこむとリュックの重さが気になる。 | リチウム電池のクリプトン球ヘッドライト(軽くて長持ちするが防滴。雨が強くなってきたらマグライトに切替える) | リチウム電池のLEDヘッドライト…軽くて長持ちするのでお勧め。電池の寿命が近づくと突然切れるが小ライトに切り替えれて、しばらく走ることが出来る | ||||||||||||||||||||||||||||||
痛み止め | ミニのエアーサロンパス、バンテリン | バンテリン(途中のレストに置く)または錠剤の痛み止め | バンテリン…試供品の小さいやつ | ||||||||||||||||||||||||||||||
胃薬 | ガスター10 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ウエストポーチ | 小さいやつ | 少し大き目のやつ(夜叉が池の参加賞) | 小さいやつ。小銭入れや携帯などよく使うものはリュックからの出し入れが面倒なのでポーチは便利です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
財布 | ビニール袋 | ビニール袋 | ジップロック | ||||||||||||||||||||||||||||||
食料 | カロリーメイト(ブロック)2切れ、眠気覚ましキャンデー | 忘れました | 基本的に不要。ただし後半はエード間隔が長くなるので速いランナーは必要かも不安な方は何か持っても良いかもしれませんが…。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
アミノバイタル(粉) | 3袋(ペットボトルの飲み物に入れて飲んでたが味が濃いので暑い時は飲めたものではなかった) | 持っていかない(レストステーションに置く) | 持っていかない(レストステーションに置く) | ||||||||||||||||||||||||||||||
ボトル | 500mlペットボトル1or2本(スポドリに飽きたらお茶でごまかしたかった為) | ペットボトル原則1本(スポドリのみ) | 350mlのもの1本+ボトルキャップ(ボトルキャップはLOGOSのものを使用。走りながらでも片手で楽に飲めるので伴走の時にも使える) | ||||||||||||||||||||||||||||||
電池 | 単3乾電池予備6本(ライト用) | リチウム電池1本(2つめのレストにもう1本) | リチウム電池1本(2つめのレストにもう1本) | ||||||||||||||||||||||||||||||
予備ライト | マグライト | マグライト(軽い代替品を検討中) | 不要。ライトが切れても他のランナーに借りれば済むので。パナソニックのLEDは電池が切れても弱ライトでしばらく点くので一人でも大丈夫。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
リュック | カッパ製(8リットルくらい) | 同左 | 同左 | ||||||||||||||||||||||||||||||
マメ対策 | 大小各3枚 | 小2枚(他はレストへ) | 各種いろいろ。軽いので結構持っていった。他にワセリンも持参 | ||||||||||||||||||||||||||||||
地図 | ラミネート加工してチェーンでリュックにぶら下げる(豪雨になった時の事を心配してラミにしたが02年の時のように紙入れを使用しても支障なかったみたいです) | 同左 | 透明ビニール製の紙入れを使用。これまで豪雨で染みた時の事を心配してラミネートしてたが、ほとんど染みなかった。私の場合は折りたたみ傘のケースを安全ピンでリュックの肩紐にとめてたので両手は自由に出来ました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
メモ | 筆記用具&メモ帳 | 携帯の録音機能で代用 | 無し | ||||||||||||||||||||||||||||||
川尻岬へ預けたもの |
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宗頭へ預けたもの |
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・その他
携帯電話…無い方が軽くて有利ですが、仲間からの激励やメールは非常に力になるので個人的には必携と思ってます。2002年は掲示板に現在位置を書き込みながら走ってました。
カメラ…気分転換になりますが中盤からはあまり撮る気になれなかった。
腕時計…2002年から超ウルトラの大会では使わなくなりました。250kmもの距離ですから、調子が良い時もあれば悪いときもあり復活する時もあります。ペースなんか気にしてたら少し悪くなっただけで無駄なペース合わせをしてしまいエネルギーを多量に消費してしまうだけです。
時間は気にせずとにかく、距離の事だけ、完踏する事だけを考えた方がベストな走りが出来るかも。
練習量・・・年々増えて来ておりますが(今でも (^^; )、完踏狙いだったら、2000年の時くらいでも充分だと思います。
2000年 | 2001年 | 2002年 | |
1月 | 235km | 465km | 587km |
2月 | 344km | 301km | 743km |
3月 | 380km | 621km | 648km |
4月 | 182km | 430km | 611km |
・夜間走行対策(3年間下記の大会に参加しましたが、徹夜ランの経験があれば充分だと思います。眠気は走れなくなった時にやってきます。強い人でも弱い人でも平等に…)
99年11月・・・シュリチンモイ24時間走
01・02年2月・・・大村湾
02年3月・・・済州島
200X年へ向けて…
さくら道270kmへのステップとして2000年〜2002年に参加した萩往還ですが、参加しているうちにこの大会の魅力にはまってしまいました。
2004年はネイチャーランに参加しますが、いつかネイチャーで納得のいく走りが出来たらまた萩に復帰しようと思います。
(ネイチャーと連ちゃんする強者も時々おられますが、私の場合これまで連ちゃんでうまくいった試しが無いもので… (^^ゝ” )