人の顔がみな違う様にセッティングも人それぞれです。ここでは私なりにこうすればよいのでは? と思ったことを紹介しましょう。はっきり言ってあてになりません! 1.板 私は157cmの板を使っています。板にはあんまりこだわっていません。長さも適当・・・ まあ長い方がロングターンし易いかな・・・しいて言えば幅ですかね。 昔アルペンの板に乗っていたせいか切り返しのし易い幅が狭い板が好みです。 幅が狭くても180°等のグランドトリックにも十分対応できますよ。 '01シーズン使用板バートン バランス157.5 2.ブーツ よく小さめが良いとか言う人がいますが、これはいただけません。まず普通にはいてみて 親指に感覚を集中してください。曲がっているなら問題外、つめの先がインナーにさわるのも 私は?です。ブーツを履いた状態で後ろ側に体重をかけ(こうするとインナーの中では指先が 前の方に移動する)その時に親指がインナーにあたる。これが理想・・・だと思う。 ブーツの堅さはアイスバーンでも踏めるように固めが好みです。 '01シーズン使用ブーツ バートンIonSi 3.バインディング ハイバックが高いものが好きです。いままでステップインを否定していたのですが、 最近のは良いですよ。ストラップ式となんら変わりはありません。 '01シーズン使用バインディング バートンSi-X 4.セッティング 最近のフリースタイラーの傾向としては、ワイド&ダック(逆ハの字)ですが・・・ 4-1.スタンスアングル(角度) 角度を決めるうえで重要なのは、股関節の稼動領域です。足を投げ出して仰向けに 横になってみましょう。レギューラーの人であれば、左足の方が外側に動き、右足の方が 内側に動くと思います。ここで両足を外側に動かしてみます。その時の差が前後の角度の 差になると思います。ダックスタンスにするならこの角度差以上の差はやめた方が良いでしょう。 前後の角度差が決まったら前足の角度を決めます。これはその人のスタイルによるものが 大きいと思いますが、まず自分が何をしたいのか?ゲレンデクルージングがメインなら 24°ぐらいですかね?ここから先ほど測定した角度差を引いて後ろ足の角度を決めます。 実際に足を板に付けてみて違和感がある様なら後ろ足を微調整します。 '01シーズンアングル 前24° 後ろ-3° 4-2.ワイズ(幅) ワイズもアングルと密接な関係にあります。男性ならまず50cmぐらいにセットして 上半身を動かし一番動かしやすいところを探します。そこがナチュラルな ワイズであると言えます。 '01シーズンワイズ 52.5cm 4-3.ハイバックの前傾角度 わりとおろそかになりがちですが、非常に重要なポイントです。まず角度をつけずに 自分のできる限りの低い体勢で滑ってみて少しずつ前傾角度をつけていき、また滑る。 これを繰り返し、一番低い体勢でふくらはぎにハイバックがあたる場所を見つけ出します。 普段この前傾角度で滑れれば(前傾をつけるほどリカバリーし易くなるのですが疲れます) このままにしときましょう。疲れてこりゃ一日滑れないなと思ったら少しずつ戻します。 前後同じ角度である必要はないので色々ためしてみましょう。きつい前傾角度も慣れれば 苦になりません。基本姿勢が低い方がリカバリー能力も向上し、あらゆるバーンに 対応がきく様になると思いますよ。 |