車の部屋の注釈






注1 ワインディング

Winding Road のこと。
砕けた言い方をするなら、クネクネ道!


注2 ホイールベース

前輪と後輪の間隔を指す。これが短いと、直進の安定性が低くなる反面、ハンドルの切れが鋭くなり小回りがきくようになる。ホイールベースが長いと、その逆。


注3 足回り

タイヤまわりのパーツを指す。よく交換されるパーツは、次の3つが代表的。凹凸に遭遇しても臨機応変に長さを変えてタイヤを路面に接地させようとするスプリング、そのスプリングの動きをよりマイルドにさせるショック・アブゾーバー、タイヤ部分とボディーを連結させる役目を果たすアームの接点に使われるブッシュ(ゴム製が主流)。


注4 エキマニ

エキゾースト・マニフォールドの略で、エンジン内に複数あるシリンダーから排出される排気ガスを、一つにまとめながらマフラーに送る役目を果たすパイプ。そのため、マフラー側に繋げるパイプは一本で、それが枝分かれして複数のパイプがエンジンに繋がるような形状になっているので、「タコ足」の愛称で呼ばれることもある。このパーツの交換で、マフラー交換と同じく、排気効率や排気音に効果が期待できる。


注5 コンピュータ

最近の車は、心臓部のエンジンまでもがコンピュータで制御されており、ノーマルのコンピュータはノーマル・エンジンでの最適化を狙って、様々な数値が決定されている。つまり、エンジン周りに手を加えれば加えるほど、コンピュータの様々項目で設定数値の変更が必要となり、PCで数値を変えられる機能を持つ新しいコンピュータに交換する必要がでてくる。


注6 バネ剛性

加えられた力に対してバネが縮む長さの比を指す。この数値が高いほど硬いバネになる。スポーティな車ほど、次々と襲い掛かる様々な力にスピーディーな対応を迫られるので、このバネ剛性とショックアブソーバーの減衰力を上げたセッティングにする。逆にセダン等では、ショック吸収の過程を長くして乗り心地を保とうとするので、バネ剛性と減衰力はある程度低いものにされている。なお、減衰力とはバネの伸び縮みを抑制する力。これが無ければ、段差を踏んだ車はいつまでも揺れることになる。


注7 ローリング

横揺れのこと。コーナー内側の車体は浮き、外側は沈もうとする。これが一旦大きく発生すると、車の態勢を整えるのに時間を要する。とくに、複合コーナーなどでは大きなロスとなる。