電算レセの特定器材

電算レセ解説書 http://www.ssk.or.jp/rezept/jiki_i/jiki_i01.pdf を開いてください。

1)電算レセ解説書36ページ 特定器材の単位コード、商品名記載について

解説書によれば
特定器材レコードの単位コードは、特定器材コードの金額種別に「1:金額」、「2:購入価格」及び「4:金額(整数部のみ)」
が設定されているもののうち、単位コードが「0」のものについて、特定器材単位コード(別表14)を必ず記録します。
例)膀胱留置用ディスポーザブルカテーテルを記録する場合
特定器材コード 名称                                                  金額種別 単位コード 記録する単位
728720000      膀胱留置用ディスポーザブルカテーテル(2管一般(1)) 1       0          本
● CSVの記録
SI,40,〜
処置手技料等の記録
TO,,1,728720000,1,26,1,007,,,フォーリーバルーンカテーテル16Fr,,,,,,

とあり、これにあわせるためtreat.yak等特定器材を含むyakファイルを変更します。
今までの記載が
膀胱留置ディスポーザブルカテーテル     h    261.00 728720000
であった場合
フォーリーバルーンルカテーテル16Fr           h7  261.00 728720000
フォーリーバルーンルカテーテル16Frは自院で使用中の商品名に代えてください。(半角文字であっても電算レセ出力字は全角文字に変換されます)
h7の7は電算レセ解説書別表14にある単位コードを0を省いて記入します。
単位コードがあれば特定器材とみなし、単位コードが必要ない場合はhsのように単位記号の後ろにsを付けます。
購入価格は単位コードの後ろに1個以上の半角スペースをおいて小数点を含めて記入します。桁数が多い場合、「22000.」のように
小数点以下を省いてもOKですが小数点は薬剤、特定器材を判別するために必要です。単位コードが1桁なら価格に最大7桁(100万円未満)、
単位コードが2桁なら価格に最大6桁(10万円未満)使えますので無床診療所では何とか収まると思います。
特定器材の商品名が半角30文字を越して長い場合、出来る範囲で短縮してください。
それも無理でしたら特定材料とコードををまとめたyakファイルを新設しますのでご連絡下さい。

2)電算レセ解説書78ページ 特定器材の上限点数、購入価、商品名記載について

解説書によれば
コ 蛍光眼底法により眼底カメラ撮影を行い、インスタントフィルム(1枚50円)を4枚使用した場合
特定器材コード  名称                     金額  上限点数
729780000     眼底カメラ検査用インスタントフィルム  0    16
● CSVの記録
SI,60,1,160081550,,400,1,,,,,,
TO,,1,729780000,4,16,1,,50,,キキン FP100,,,,,,
● レセプトの表示
60 01 眼底カメラ撮影(蛍光眼底法) 400× 1
キキン FP100
眼底カメラ検査用インスタントフィルム 50円/枚
4枚 16× 1
※ 眼底カメラ検査用インスタントフィルムの場合、購入価格が164円を超えた場合、1回あたりの上限点数である16点を点数欄に記録します。

とあり、これにあわせるためinspect.yak等特定器材を含むyakファイルを変更します。
今までの記載が
ポラロイドフィルム                    s    80.00          (当院では2枚使用を前提で16点になるようこうしてました)
の所を
ポラロイド779フィルム               ss16 105.0 729780000
とします。

特定器材であることを示す「t」の後ろにスペースなしで上限点数「16」を記入します。
上限点数が決められているのは眼底カメラ検査用インスタントフィルムだけのようですので、桁数が足りないことは無いはずです。