真宗大谷派 円光寺 本文へジャンプ

  人生について

雨あられ雪や氷とへだつれど落つれば同じ谷川の水 一休

 

人に何かしてあげたら、ぱっと忘れるのよ。 櫻木みわ

 

尊敬する人の言葉はいつまでも残る。 真城義麿

 

一番苦手な人が私の驕慢を知らせてくださる仏様です。 大石法夫

 

大事なものが手に入らないのは、いらないものを持ちすぎているからです。 仲野良俊

 

あさって死んでしまうからといって、明日の予定を放棄する必要はないでしょう? 萬屋直人『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。』


 

この秋は 照るか荒れるか わからねど 今日のつとめに 田草とるなり 二宮尊徳

 

愛されたいという地獄 中村うさぎ『セックス放浪記』

 

問題は人がどうのということじゃなくて、私が人や自分を信じることを恐れてるってことね。 高浜寛『ニュクスの角灯』

 

その日が人生最後の日であるかのように生きること。
毎日を永遠に生きるかのように生きること。 アルバート・セービン
 

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わなければ危険である。 芥川龍之介『侏儒の言葉』

 

プロとは、その道のあらゆる失敗を知っていることだ。 池谷裕二

 

十分な幸せを感じたことのある人間だけが、命を大切だと思える。 上出遼平『ハイパーハードボイルドグルメリポート』

 

価値のある知恵は一つしかありません。自分の限界を知ることです。 ドロシー・L・セイヤーズ『学寮祭の夜』

 

自由とは、選ぶことができるということだ。 伊藤計劃『虐殺器官』

 

愧(は)づかしくない生き方など、人間の生き方ではないと思う。 浅田正作『骨道を生く』

 

その場しのぎの安全を得るために、自由を放棄する者は、そのどちらも得られないし、得るに値しない。 フランクリン

 

人は人によって傷つくこともあるが、人によって幸せを取り戻すこともできる。 夏苅郁子『心病む母が遺してくれたもの』

 

自分が気に入った人、自分の身の丈に合う友にしか会っていない。 和田稠

 

平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが非凡なのです。 ジイド

 

生きるっていうのは驚くべきことだ。それがわからない人間に、もっと深いものなんか探せるわけがない。 劉慈欣

 

不安を消し去ることがすくいだと思っていたのですが、本当のすくいは、不安は消えないものだと覚ることにあったのです。 藤井大地

 

人生なんて、すべて出会いよ。そこに何かが起こるんだよ。 佐藤多佳子『一瞬の風になれ』

 

ココロが寄り添わなかったら、一緒にいても孤独だ。 中村ユキ

 

「失敗」と「反省」をくり返しながら、「涙」と「笑顔」で生きてみようと思う。 中村ユキ

 

この秋は 照るか荒れるか わからねど 今日のつとめに 田草とるなり 二宮尊徳

 

食欲がないのに食べると健康を損なうように、興味がないのに勉強しても記憶にとどまらない。 レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

悩むというのは自覚である。悩まされるのは無自覚である。 曽我量深

 

酒の力でできたように思えたことは、酒なしでもできるということだ。 ジル・ドゥルーズ

 

いつもと変わらない一日は特別な一日。 水橋文美江『スカーレット』

 

誰もが同じように考えるのであれば、誰も考える必要はない。 フランクリン

 

物はなくしたり、盗まれたりすることはあったけど、学んだことは盗まれなかった。 ケニアの女の子

 

「富む」というのは物をたくさん持つことではなく、足るを知ることを「富む」というのです。 中村元 

 

あなたが生まれた時、あなたは泣き、まわりの人は笑顔だった。
あなたが死ぬ時、まわりの人が泣き,あなたが感謝の笑顔になれるような人生を。                   名取芳彦

 

悲しいと泣いている人を慰めるには一緒に泣くに限る。
これよりほかに悲しんでいる人を助ける道はない。
                      金子大栄

 

自分だけが我慢していると思っていて
相手から我慢されているということがわからないのです。 米沢英雄

 

人生が短いのではない。時間の大半を無駄にしているだけだ。 セネカ

 

孤独はいいものだということを認めざるを得ない。けれども、孤独はいいものだと話しあうことのできる相手を持つことも喜びである。 バルザック

 

トマトがメロンになろうとするから不安なんです。 相田みつを

 

誰もが世界を変えたいと思うが、誰も自分自身を変えようとは思わない。 トルストイ

 

自己がわからない人は他人を責める。
自己がわかった人は他人を痛む。 安田理深

 

あきらめようとするから あきらめられないのだ。 真渓涙骨

 

心と心を異にする以上、人と人との間は常に誤解を生む。 真渓涙骨

 

千人に満足を与えようとするから。一人の知己も得られない。 真渓涙骨

 

わたしたちの弱さ、あやまち、罪といったものは、他人を理解するよすがなのだ。 エリア・カザン『エリア・カザン自伝』

 

人は喜びと同時に悲しみを持って生きていかなければならない。 エリア・カザン『エリア・カザン自伝』

 

贅沢な暮らしを贅沢だと気づかないのでは、それを心から感謝したり、喜ぶこともないだろう。財産を失い、使用人が一人もいなくなったときに初めて、それまでの生活がどれほど贅沢だったかに気づくのではないか。そう考えると、お嬢さまとして育てられたことは、決していいことばかりとは思えなくなる。 黒岩比佐子『明治のお嬢さま』

 

私たちの人生は楽しいことばかりではありません。人は皆いろんな苦しみや悲しみをもって生きています。でも、人は苦しみや悲しみから逃げて幸せになるのではなく、苦しみ悲しみの中に救われていく道があるのです。だからこそ、悲しみや苦しみの中に飛び込む勇気が授けられるのではないでしょうか。 榊法存

 

今日という日が再び来ないことを思え。 ダンテ

 

人は「泥はいらない。蓮の花だけがほしい」と言う。しかし泥がないと蓮は花を咲かない。 ティク・ナット・ハン

 

「どうして?」と問うてしまうと、自分が壊れてしまう。なぜなら答えなんてありはしないのだから。「どうして?」に答える術(すべ)はこの世のどこにもない。 アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン『濡れた砂の上の小さな足跡』

 

日々の連なりが一生を形づくっていく。一日の苦労はその日一日で十分である。その一日にはつらさや苦しみだけじゃない、喜びだってちゃんとある。たとえほんのわずかでも。 A・D・ジュリアン『濡れた砂の上の小さな足跡』

 

「一期一会」ということを簡単に口にしている。どこまで一期一会ということを身にしみて受け取っているかです。今日が最後だという、そういう出遇いの持っている意味の深さ、大切さを、どれだけ身にいただいているかを感じます。 幡谷明

 

お前が何を信じるかで自分の人生が決まる。 宋欣穎 『幸福路のチー』

 

世に雑用などはない。みな意味を持っているのだ。 松井恵光

 

この現実は私に何を教えようとしているのか考えなくてはいけない。 林勉道

 

誰も傷つけずに生きていくのは難しい。 窪美澄『よるのふくらみ』

 

にんげん生きているうちは、知らねえまに世間へ借りや貸しのできるもんだ。 山本周五郎『さぶ』

 

酔わなきゃ本音を言えない人を信じちゃだめだよ。そういう人は本当の人生を生きていないからね。 横山秀夫『クライマーズ・ハイ』

 

忘れられてしまうことは哀しい。忘れてしまうことも哀しい。けれど、忘れる力がなければ、とても生きていけないほど人生は残酷だ。 寮美千子『楽園の鳥』

 

ブッダが悟りを開いたっている菩提樹の下にも、何日も座ってみた。当然、悟りなんて開けるわけもないけどさ。結局、悟りの開けない馬鹿な自分と生きていくしかないってことだけは、悟ったよ。 寮美千子『楽園の鳥』

 

いま、ここ、から逃げだすための旅は、ほんとうの旅じゃない。いま、ここを、生きるための旅が、ぼくは旅だと思う。  寮美千子『楽園の鳥』

 

幸福の量と感謝の量は等しい。 伊藤元

 

人生は旅だ。よい人生は、おそらく旅のよい思い出の蓄積である。 大原健士郎

 

世の中に必要なものしかなかったら、とんでもなく殺風景なことになるわよ。 瀧羽麻子『うさぎパン』

 

文学部とは、死ぬとわかっていて、人はなぜ生きられるのか。それを考えるところだ。 大宅映子

 

死ぬことができず、永遠に変わらないのであれば、それは造花のような人生である。 平川克美「健康のためなら死んでもいい人々」

 

道草もして人生は深くなる。 加藤錦

 

相手のことを気にかけなきゃいけないんじゃなくて、気にかけることができる、そういう間柄なんだ、友達というものは。 ウォーレン・オーツ

 

いくつになっても人は何かを学ぶことができる。 クリント・イーストウッド

 

道を知っていることと実際に歩くことは違う。  『マトリックス』

 

臆病者には臆病者の生き方がある。おめえが苦しんでるのは、臆病者の自分から、なんとか逃げ出したいと思っているからだ。どんな手を使ってでも逃げ出したいと思っているからだ。だが、それは本当じゃねえ。臆病者の自分を大切にしてやる道が、どこかにきっとあるはずだ。臆病者の自分から逃げちゃいけねえ。一度逃げれば、一生逃げ続けることになる。  宮部みゆき『幻色江戸ごよみ』

 

人間関係で生まれた傷は、人間関係の中でしか癒せない。 和久井みちる『生活保護とあたし』

 

わたしも人生の夢を叶えたという人物には会ったことがないね。だから人生は空しいと言うつもりはない。大恋愛の結果一緒になったわけでなくても、妻は愛しい存在であり得るし、木々のあいだに建っていなくても、マイホームはすてきであり得る。それに、世界を変えるわけでなくても、職業は尊敬に値するものであり得るし、利益ももたらしてくれる。 ベルンハルト・シュリンク『週末』

 

お金や名誉や地位はないよりあったに越したことはありません。しかし、ないよりあったほうがいいくらいのものものでは、人生を本当の意味で満足させてくれるものにはなりません。  竹重和典

 

自分の思いどおりになったときは楽しい人生、思いどおりにならなかったら苦しい人生。だから、楽しいことを求めるならば、苦しいことも覚悟しなくてはいけない。 梶田真章『ありのまま』

 

きっと人は一人ずつ、背中に荷物を背負わされて生まれてくるんだ。中身を選ぶことも、確かめることも、途中で放り出すこともできない荷物。中身がおトクな福袋だったりする人間もたまにはいるんだろうが、たいていは重荷だ。  荻原浩『四度目の氷河期』

 

人生には苦しい味も渋い味もありますけれど、こうした複雑な味を知ることが、ひょっとしたら人生を生きる意味じゃありませんか。  辻邦生「城の秋」

 

若いときの失敗(しくじり)はとりかえせるけど、年をとってからのやりそこないは、なおしがきかない。だから人生ってやつは、前半より後半を大切にしないとね。  尾上多賀之丞

 

ぼくには不思議だった。女の子たちは、かわいい。おしゃれだ。いつもたのしそうにはじけている。カッコいい男子を見つけては、追いかけまわしてもいる。簡単にいうと、みんななんの悩みもないように見えるのだ。それでもひとりひとりは心のなかで、明るくて元気でかわいい女の子の役を演じ続けることに、ほとほと疲れ切っているみたいだ。  石田衣良『
6TEEN

 

なにせ自分の顔は誰にも選べない。それは親や生まれる時代や健康な肉体を選べないのと同じだ。でもね、自分が与えられたものにぶつぶつ文句をいいながら、なんとかごまかしごまかし生きていく。そういうのが人生の醍醐味だと、ぼくは思う。  石田衣良『
6TEEN

 

今日、こわがらずに家を出ていけるのは、迷子にならない保証や困った事態にならない確信があるからじゃない。何かすてきなことや人にきっと会える。困ったときにきっとだれか助けてくれる。そう思うことができるから、なんとか今日も明日も、出かけていけるんじゃないか。大げさにいえば、生きていかれるんじゃないか。   角田光代『ひそやかな花園

 

何をやったら幸せになれるかなんて誰も分からない。お好きなように、と指示されるのって、逆につらいと思うんだよね。みんな正解を知りたいんだよ。せめてヒントを欲しがってる。でも、実際にはね、人生全般にはそういうものってないでしょ。だから、誰かに『この修行をすれば幸せになりますよ』とか『これを我慢すれば、幸福になりますよ』とか言われると、すごく楽な気分になると思うんだよね。でも、結局さ、そういうのに頼らず、頭を掻き毟って、悩みながら生きていくしかないんだと、わたしは思う。  伊坂幸太郎『
砂漠

 

大切に育てるということは「大切なもの」を与えてやるのではなく、その「大切なもの」を失った時にどうやってそれを乗り越えるか、その強さを教えてやることなのではないかと思う。  吉田修一『
横道世之介

 


しあわせかふしあわせか…それが人生でいちばん大事なことでしょうか? 真実を知ることは、これもちがった意味でのしあわせじゃないでしょうか。  アイラ・レヴィン『この完全な世界

 

しあわせを感じられるってのは、同時に不幸を感じることができるてことにもなるんだ。  アイラ・レヴィン『この完全な世界

 

人生にはふたつの悲劇がある。ひとつは望んだものが手に入らぬこと。今ひとつはそれを手に入れてしまうことだ。  オスカー・ワイルド『
ドリアン・グレイの肖像

 

われわれは失敗から学ぶが、成功からは学ばないのだ。  ブラム・ストーカー『
ドラキュラ

 

本当のことを言うことで、本当のことを言う相手を持つことで、お前はこの世に生きて来たことを肯定しようとしている。自分の人生に意義を見出そうとしている。本当のことを平気で言える相手もなかったとしたら、お前はこれまでの長い一生を、何のために生きて来たか判らないことになるからな。   井上靖『化石

 

お前の父親や母親は、この世の中に、人間が及ばない力のあるものの存在を信じて、それに頭を下げることによって、無力な自分を、心平らかに生きさせようとしたのだ。   井上靖『化石

 

人間のやることに結末などはつけられないのだ。いつだって、中途半端なのだ。しかし、それでいいではないか。そもそも結末をつけようというのが、おこがましい限りだ。   井上靖『化石