くるくるお花 どうして漫画がお嫁入り道具なの? くるくるお花

私がコミックスに目覚めたのは中学生になってから。
何故なら、すっごい田舎で、町内に書店がないところに住んでいたので、(今でも実家の町内には書店はないのよ。) 
読める物は学校の図書しかなかったもんね〜。
中学生になって、友達から借りて読むようになり、借りた本を、自転車通学にもかかわらず読みながら帰ったりしていました。 しっかりコミック中毒になった私は、わざわざ近くのスーパーに取り寄せてもらっては、 「なかよし」「りぼん」「ひとみ」「ちゃお」などの雑誌を読み漁っていました。

高校生になると、電車通学。待ちに待った本屋行き放題な生活! 
本屋に寄らない日は、数える程しかありませんでしたねっ。
読む雑誌も「花とゆめ」「LaLa」「少女フレンド」 etc.増えていきました。
確かあの頃「ASUKA」が創刊したような気がするな・・・。

そのうち、さすがに捨てられない雑誌が部屋に溢れ、置き場がなくなって考えた末、雑誌を買わずにコミックスのみ買うと決めました。 単行本が出るまでは我慢が必要だけど、スペースが大分違うしね。
当然のように放課後はデパートの書店で閉店まで立ち読みの毎日になりました。(笑) 世界に入ってしまって、気がつくと本棚に白い布が掛けてあって、書店コーナーのライトが消してあった事もあります。(^^;)
 増えはじめたコミックスは最初、普通の本棚に前後ろ重ねて入れていましたが、すぐ一杯になり文庫棚を購入しました。 今でも使っていますが、文庫棚の上に文庫棚を置いてクギで留めて・・・
6畳の部屋はベットと机と、壁一面の文庫棚。
コミックスは日に焼けないようにトレーシングペーバーで包んで、慈しんで暮らしていました。

 結婚する事になっても、どうして捨てたり、置いて行く事が出来るでしょうか。
結婚式の日までに、少しずつ箱にいれては新居に運びましたが、衣装ケース2箱程残っていました。 婚礼ダンス等の荷送りの日に、引っ越し荷物と一緒に持って行きました。 自分で運ぶつもりだったのに、私がお茶を用意している間に、主人の親戚の人が手伝ってやろうと思ったらしく、荷物を運んでいました。

 「これ、エライ重いね。何が入っとるん?」
 「・・・・・・・」 


衣装ケースにずら〜っと並ぶコミックス、コミックス、コミックス・・・
その場が、しば氷ついた事は言わなくてもご想像がつきますね。(^^;)
その時に持って来たコミックスの数およそ1000冊。

 現在、客用布団を圧縮袋でつぶし、押し入れの中に文庫棚を並べています。
塩沢氏のCDもかなりペースを浸食していますが、まだコミックスには叶いません。
しかし、押し入れの中を見ては思う事は、

「私が死んだらこのコミックスはどうなるの?」

どーも心配で、遺言状ってわけではないけど、
”私が死んだら「漫画図書館」へ寄贈してくれ”とメモを挟んであります。(笑)

 行きつけの書店には私の台帳があり、連載されているものは、言わなくても”取り置き”しておいて貰えます。 更に、レジの前に立つと、何も言わなくても、溜まったコミックがドサ〜ッと出てきます。数が多いので、書店の方もたまに、間違えて同じ本を2度取り置きしていることも ありますが、次の日にでも「これ、持ってますよ。」と言って持って行くと返品出来ます。一軒の書店に通いつづけると信頼関係が成り立って結構便利。(^^)
しかし、塩沢氏に目覚めてからは、お小遣いをCDにつぎ込むようになってしまったので、コミックを買う余裕がなく、残念ながらあまり増えてないし、「場所」の問題もあり、悲しいかな処分しちゃうものもあるので冊数は、嫁入り当時からあまり変わってないと思います。今何冊くらいかな??

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