<<あの夏の花火>>

地下鉄の改札口で 意味もなく歩いて

それでも幸せだと感じてたあの日々

近すぎる空に無限の未来を感じて

ただひたすら歩きたいと願ったあの日

今はもうひたすら現実が

忙しい世の流れに身を任せて

自分から動かない生活が

もうあの頃のような

幸せの輝きを忘れてしまったのだろうか?

世の中の無常を全身に感じて

「当然」に縛られ身動きできない僕は

思い描いていた数々の夢を

あの夏の花火にのせて

思い通りの人形の 縛られた空間を

果てしなく長い時を生を失い 枯れた瞳に

再び水を注ぐのは?

「当然」に縛られ身動きできない僕は

思い描いていた数々の夢を

あの夏の花火にのせた