<<貴方の街>>

秋の空が赤く染まる

街並みが駆け足で夜に向かう

街の暗さが闇を鮮やかに照らす

平和な朝を迎え入れるまで

瞬く銀世界に足を踏み入れる 

私の知らない街 貴方が歩く街 

貴方の心が聞こえない

私を知らない街 貴方が歩いてる 

ただその事だけで・・・

安定しない気持ちが

心の眼まで霞ませる

どんなに見つけようとしても

まだ動き始めない足が

いつまでも知らない街のまま

君に近づけないでいる

また静かに歩き出す

昨日と変わらない街並みを