<<summer love>>
夏の匂いのするあのベンチで
波の薫りを楽しむ二人
影だけ伸びてく 夕暮れ
闇が静かに包んでく
壊れかけた思い出達
ポケットにたくさん詰め込んで
片道切符手にする 行き先は未定
かたく繋ぎ合わせた指先を
離すことができなくて貴女を守ると決めた夜
臆病なキモチ押し殺して
生まれた街を捨て 貴女の愛に生きる
ただ単調な雑音が響くだけのこの街には
すべてを包み込む夜は来ない
貴女の愛した海は見えない
ただ無変化な表情が通り過ぎるこの街には
眩しすぎる程の朝は来ない
貴女の愛した空も見えない
時計の針は壊れたように忙しくまわり
無知な僕等を襲い出す
ただ無意味な人達が差別してくるこの街で
弱々しいほど可憐な貴女を
傷つけてしまうかもしれないけど
ただ流されて流されて戻ることさえ出来なくて
無力な僕 それでも目の前の
貴女を確かに愛してる
幾つかの星屑 手に入れて 輝き放つ貴女の瞳
そのすべてが愛しくて ただ愛しくて、、、
ただ変わらずに恋をする それだけのことさえも
満たしていく 幸せの積み重ねが永遠に変わるまで