<<想い>>

森の中を彷徨う小さな子供のように

押し寄せてくる不安に

耐える事ができない夜

貴方の瞳が曇ったのは

まだ昨日のことなのに

もう貴方が恋しくて

「さよなら」を言われるのが恐くて

別れをきりだしたのは私のほうなのに

そこに心を残したのは私だけで

いつもの貴方はこの街で

生き続けるのだろうか

素直になれなくて

すべて貴方のせいにして

どこかで満足してた 愚かな自分が

言えるはずだった言葉は

もう消えてしまったのだろうか

だんだん遠くなる距離に愚かな自分は

言えるはずだった言葉がもう言えなくなる