阿蘇・日田旅行
ジパング倶楽部主催「南阿蘇鉄道トロッコ列車と色とりどりの初夏の花の競演」
平成25年6月28日予定より早いが0812呉駅発で広島駅に到着。広島発0943「のぞみ99号」に乗り添乗員の森山さんと会い博多に向かう。
参加者は総勢14名とのこと。最近は少人数のツアーに参加する機会が多い。
博多駅で3日間を案内してもらう昭和バスに乗り、ドライバー西森氏、ガイド上田千恵子さんの挨拶を受け、まず菊池渓谷に向かう。初めての場所であるがなかなか奥の深い渓谷で観覧路が良く整備されている。少し雨がぱらつくが約30分のコースを渓谷美を楽しみながら歩く。
終点にはヤマメと地鶏の焼き物を売っている。おいしい湧水を飲みながらヤマメをいただく。
次の訪問地は大観峰であるが霧が深くこの状態では景色が見えないだろうとなり、明日の予定である阿蘇神社に向かう。ここは肥後の国の一の宮で日本3大楼門の一つが聳えている。歴史も長く敷地も広大な神社で御朱印をいただく。
本日の宿泊地阿蘇内牧温泉の「ホテル角萬」に向かう。大きなホテルであるが、客は外国人の団体が多いようで本日も韓国人200名程度のツアー客が宿泊している。ます温泉に入るが、湯は泥の色をしている。九重・阿蘇地方の温泉特有の色である。夕食は大広間に他の団体も入っており、落ち着かない雰囲気である。
6月29日
本日も天候は良くない。8時にホテルを出て阿蘇草千里ヶ丘に向かう。ここは過去何回か来ているが記憶がはっきりしない。草千里には乗馬用の馬がおり、客待ちしている。正面には烏帽子岳が見えるが天候の変化が激しく雲に覆われたかと思う間もなく頂上が顔を出すといった景色の変化が激しい。
次の景勝地「数鹿流ヶ滝」に向かう。バスを降りて15分くらい歩くと谷の向こうに雄大な滝が望める。落差が約60mで、大きな滝壺があるそうである。
90度方向を転じると黒川の上流の滝が見える。次はこの旅行最大のイベント「トロッコ列車ゆうすげ3号」に乗って1時間の小旅行が経験できる。
我々は2号車の指定席に乗ったので専務車掌の観光案内が聞かれこれが非常に楽しいものであった。旧国鉄高森線が南阿蘇鉄道となっており、途中の駅には温泉があり、素晴らしいのは立野からしばらくの深い谷超え、それに架かる鉄橋の高さであり、後半は阿蘇のなだらかな高原地帯を走る。
高森に着いて、待っているバスに乗り大観峰に向かう。天候が悪いながらも大観峰からの展望が何とかきく状態である。本日最後の観光地くじゅう花公園に向かう。この季節の花はラベンダーである。錦のごとく植えられている。
本日の宿泊は日田温泉「みくまホテル」である。日田温泉のホテルは川沿いに並んで建てられ、正面の道路は非常に狭く大型バスがやっと通れる状態である。ます温泉に入る。泉質は塩泉か透明な湯である。
昨日のように大量の韓国人はいないので夕食も広い部屋に席が点在する配置で非常に優雅である。
部屋からは川が眺められ、鵜飼の船とそれを見学する屋形船が20〜30艘浮かんでいる。夕時から夜中まで船の動きが眺められ松明の明かり、船の明かり、対岸の照明と非常に美しい。
6月30日
昨日の部屋で朝食をとり出発の0910までゆっくり過ごす。本日の観光は日田の古い街の見物とお花畑2つである。
先ず、天領日田豆田町の観光地図をいただき全体の説明を聞き、日田の素晴らしい水をもとにできた味噌・醤油工場、酒蔵、ビール、和紙の内、本日は味噌醤油醸造元「原次郎衛門」および酒蔵「薫長」を見学し試飲する。何れも説明者が上手であるが、特に薫長の女性営業の説明はユーモアと酒のうまさを交えた話しっぷりが素晴らしかった。自由見学になり広瀬資料館を見学する。ここは玄大分県知事広瀬さんの実家だそうで、江戸時代には長男が私塾を開き門弟が4千人強、二男が店を経営し参勤交代の殿様に金を貸し、財を蓄えたそうである。
福知山ろく花公園は広大な敷地に各季節の花が植えられている。今はユリとアジサイである。次の訪問地大内花庭園は土地の名士大内氏が個人の土地3,300坪に菖蒲を植え、現在は孫にあたる80歳の女性田中さんが守をしているが、もはや面倒を見きれなくなり本年秋に閉門するそうである。まことに残念である。田中さんの屋敷に上がり説明を受ける。各季節の花が多数のアルバムに収められている。
小倉1800発「のぞみ58号」で帰途に就く。広島からは6名参加、大阪からの参加者が多く添乗員の森山さんも大阪まで変えるそうで広島で分かれる。
1855広島発呉線で帰呉。楽しい3日間であった。
写真添付
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菊池渓谷入口 | 菊池渓谷渓流 | 菊池渓谷渓流 |
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菊池渓谷看板の前で | 阿蘇神社楼門 | 阿蘇神社境内 |
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阿蘇神社本殿前で | 草千里から根子岳 | 草千里から 右の赤屋根は馬小屋 |
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数鹿流ヶ滝 | 数鹿流ヶ滝前に立つ親孝行な女子像 | 立野駅に建つJRと南阿蘇鉄道の標識 |
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トロッコ列車機関車に乗りパチリ | トロッコ列車から深い渓谷を眺める | トロッコ列車2号車 |
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トロッコ列車内でサービスを受ける | 高森駅舎 | 大観峰の表示前で 頭が光る |
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大観峰からの景色 | 九重花公園 | 九重花公園 |
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日田温泉「みくまホテル」から屋形船を眺める | 同左の夕景色 | 同左の午後9時の景色 |
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みくまホテルから日田の町並みを | みくまホテル | 原次郎衛門の味噌・醤油醸造工場 |
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広瀬資料館の帳場で | 日田の銘酒「薫長」の煙突 | 福知山ろく花公園 |
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大内花庭園入口 | 大内氏宅庭園 | 大内氏宅客間で孫の田中さんの説明を聞く 屏風の前に菖蒲が飾られている |