H16.7.17京都祇園祭

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長刀鉾
常に山鉾巡行の先頭を行く。
稚児が巡行当日“しめ縄切”を行う。
稚児は八坂神社で五位十万石の位を授けられている。
太子山
聖徳太子を祭るのでこの名がある。他の山が眞木に
松を立てるのに対して、聖徳太子が自ら山に入り杉を
伐って良材を求められたと言う所伝に基づきこの山のみ
杉を立てる。
伯牙山
別名「琴破山―ことわりやま」
中国の琴の名人伯牙が、親友鐘子期の死を聞いて、
自分の琴を眞に聞いてくれる人がもはやいなくなったと
嘆き、琴を割ったと言う故事による。

琴を前に、斧を持つ伯牙をかたどっている。
孟宗山
呉の国の孟宗が寒中に筍をほしがる病母の願いを聞き、
雪の竹薮で筍を掘り当てたと言う中国二十四孝の史話から
題材を得ている。
函谷鉾
中国戦国時代、斉の孟嘗君が秦の国から逃れるとき、
函谷関の関所を鶏の声をまねて開けさせたと言う故事に
よっている。
眞木には孟嘗君に雌雄の鶏を添えている。
蟷螂山
通称「かまきりやま」
山の創期は南北朝時代であり、御所車の屋根に蟷螂が乗り
からくり仕掛けで羽と首・車が動くことで有名

綾傘鉾
昭和54年巡行に復活
祇園祭の源流を伝えるといわれる風流傘の型を残す
貴重な鉾。
御神体は金の卵を片足に持つ傘の上の鶏。
木賊山
愛児をさらわれた木賊刈の翁が、後に都の僧のはからいで
再会の喜びに浸ると言う謡曲「木賊」から材を得たもの。
我が子をさらわれた翁が、信濃国の山奥で一人木賊を刈る
姿を現している。
月鉾
鉾頭には三日月を、眞木の中ほどの天皇座には月読命をと
全て「月」のモチーフからなっている。
破風蛙股の彫刻が左甚五郎の作と伝えられる。
菊水鉾
町内に古くからあった井戸に因んで名づけられた。
稚児人形は、中国南陽の菊水のツユを飲んで700歳まで
生きたという菊慈童。