H24.11.27〜29『日本一の名旅館『加賀屋雪月花』に泊まるゆとりの北陸旅行

11月27日(火)
 呉駅を0913初のJRで広島駅に向かう。1037広島発のぞみに添乗員が待っているとの連絡を受けていたので7号車に乗り込む。
一行33名は既に乗り込んでいる。後で分かるが広島乗車は我々2名で残りは九州から来た人たちである。阪急交通社の広島企画商品で殆どが九州からというのにはいささか驚く。新大阪で北陸線の特急『サンダーバード』に乗り換え加賀温泉駅で降車し最初の観光地「納谷寺」に向かう。
納谷寺は初めてであるがずいぶん歴史のある白山信仰の寺で、養老元年(717)に越の大徳泰澄神融禅師により開創されたそうである。
奇岩遊仙境は観音浄土補陀落山を思わせる天然公園で現世のパラダイスとして大切にされてきたものである。
ただ、今の季節は桜はなく紅葉には少し遅いがそれでも自然の美しさは十分堪能できた。
納谷寺を後にして本日の宿泊地片山津温泉に向かう。宿は「佳水郷」。夜になると海に移る町の灯が美しい。夜明けは日の出が対岸の山に見られそれが海に移る景色は格別である。

11月28日(水)
 昨日は17時にホテルに着き本日は8時にホテル発のためゆっくりと過ごせる。
本日の観光はまず「兼六園」、日本3代名園の一つである同園はさすがに観光客が多い。冬を迎え雪つり作業の真っ最中である。特に13代藩主斉泰が種から育てたという唐崎松は素晴らしい。
水道工事が素晴らしく霞が池まで水を引き、水位差により噴水を噴出させている。そのため池の水位により噴水の高さが変化する。
兼六園を後にして高岡市にある国宝「瑞龍寺」に向かう。
今日は石川県⇒富山県⇒石川県能登の行程である。ホテルで昼食をとる。ホテルの近くにある高岡大仏を見学する。
次の行程は千里浜なぎさドライブであるが風が強く砂浜のドライブが可能か情報収集後可能となり距離を縮めて実施する。過去2回経験しているが今日のように波が高いのは初めてである。和倉温泉加賀屋へ急ぎ16時には到着する。初めての加賀屋に期待を持って到着。和倉温泉では最大のホテルチェーンで2,000人余りの収容能力を有しているとのこと。我々は雪月花へ宿泊する。団体では珍しく各グループごとに部屋食である。ここの仲居は全国のホテルの若女将になる人が修行を兼ねて働いているそうで立ち居振る舞いが素晴らしい。
夜は無料・有料のショーが開かれる。無料で見られる太鼓と外人女性の歌のショーを楽しむ。
このホテルは1F・2Fはレストラン・売店・風呂等で締められており、圧巻は男性風呂である。風呂は1階〜3階にかけて作られており行き来は階段かエレベーターとなっており夫々のフロワーに特徴のある湯船が用意されている。

11月29日(木)
 朝ぶろに入りホテル発9時30分のためゆっくり朝食を戴き(朝食も部屋食)ホテル内の売店を見て荷物を宅急便で送る。
ホテルを発ってまず輪島の朝市見物である。以前来たときに比べて店が整然と並んであるようである。来る時のバス内でガイドさんが十分朝市の良い店をPRしてくれたので記憶のままに推奨店へ行く。縮緬・唐辛子・ゆずもち・丸柚餅子を購入。金澤まで帰りニューグランドホテルで昼食。わずかの時間を利用して尾山神社に参詣。当神社は加賀藩祖前田利家公と正室松を祭る神社だそうだ。
次の見物は東茶屋街とその中にある懐華楼である。金沢には「ひがし茶屋街」、「にし茶屋街」、「主計町茶屋街」の3つの茶屋街がある。町並みが昔のものを残している。懐華楼は金沢で一番大きな築190年以上のお茶屋で昼は一般に公開され、夜は一見さんお断りを通して今も一客一亭ではなやかなお座敷が上げられているそうである。邸内をゆっくり見物できた。金澤駅に行き帰りの列車を待つ。金沢駅は北陸新幹線の開通のために駅舎が新設されている。駅の西側の再開発工事が大規模に進められている。待ち時間を利用して駅内の商店街を見学しながら買い物。
予定通りサンダーバード34号とのぞみ49号で帰呉。充実した3日であった。

写真

     
 納谷寺庭園 片山津温泉佳水郷より対岸を望む  佳水郷より対岸の日の出を望む 
     
 金澤兼六園の唐崎松(雪つり作業は終了) 兼六園の霞が池  高岡大仏 
     
 高岡市の国宝瑞龍寺 千里浜なぎさドライブウェー  加賀屋雪月花の部屋より七尾湾を望む 
     
 加賀屋で開催された太鼓のショー 加賀屋の玄関で一枚  輪島の朝市 
     
金澤塩山神社  金澤東茶屋街「懐華楼」の座敷 金沢駅構内 

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