H22.7.11-13奈良旅行

 平城遷都1300年際の開催されている平城宮跡地の見学と修学旅行以来訪問したことがない奈良の寺院を訪ねるべく7月11日に0754呉発快速(雨の影響で遅れ発生のため間に合う)で奈良旅行をスタートする。

先週までは好天が続いていたが11日より本格的な梅雨入りとなる。天気予報では今週いっぱい雨だそうで雨を友とした旅になりそうである。

 小雨の中を12時前に奈良駅に降り立つ。道中は新幹線で新大阪まで行き在来線で大阪に戻り奈良駅まで直通の大和路快速を利用する。三宮と奈良とが阪神・近鉄の接続により直接結ばれたそうであるがこのルートは帰りに利用することにする。奈良駅前は西側の開発が進んでおりトイレも少なく非常に不便であるが工事はまだ今年中続きそうである。平城遷都1300年祭までに完了していればと思う。2泊を予定しているJALホテル奈良も駅に隣接して西側の好位置に立地している。

市内バス観光の『奈良公園3名所と若草山頂』のコースを予約しているので出発時刻の14時までを駅近辺を探索しながら過ごす。天候は雨が降ったりやんだりであるが観光スタートすると傘がいらない程度の降雨となる。東大寺・春日大社・興福寺の3寺を拝観し最後に若草山に登り奈良市街を遠望してホテルへ帰る。山頂に到着するころには雨が止んで傘なしで頂上を歩ける。
奈良市内には1,005頭の鹿がいるそうであるが、これが3グループに別れて暮らしている。奈良公園の観光客が鹿せんべいを与える地区に住む鹿は色つやもよく図体が非常にでかい。同じ奈良市内でも観光客の少ない地区に住む鹿は小さくて人に餌をねだらないで草を食べている。
本日最後に訪問した若草山にも鹿がいるが、このグループは草や木の実を探して食べ冬は雪の中での生活をしているそうで、体が小さく痩せている。ガイドさんの説明によれば町の中心部に住む鹿はレストランの食事の余り物をもらうので洋食に慣れてメタボの体系になっているそうである。宮島の鹿と比べると東大寺の鹿は太りすぎでかわいさがない。若草山の鹿が類似で痩せているが精悍さがある。

18時にホテルへ到着。入浴後19時30分で予約の夕食をとる。

 7月12日は定期観光バス『世界遺産コース法隆寺西ノ京周辺』を予約しているので10時まではホテルで過ごす。このコースは人気が良いようで本日はバス2台である。不思議なことにガイドさんは昨日のガイドさんと同じである。非常に博識で説明が上手な人である。奈良駅前をスタートして西ノ京へ向かうが車の渋滞が発生しているのでルートを変えながら法隆寺を目指す。約1時間で到着。昨日の東大寺も広大さに驚くが法隆寺も広大な敷地に建っている。法隆寺・隣接している大和3門跡寺院の一つである中宮寺・大和3名庭園のひとつである慈光院・薬師寺・唐招提寺と観光する。本日は御朱印を5か所でいただけるということで1,500円也を支払っておけばガイドさんがもらってくれる。非常に便利なやり方である。

16時過ぎにホテルに到着。本日は17時30分より夕食がいただける。

 7月13日は平城宮1300年祭会場を目指す。奈良駅西口より無料のシャトルバスが10分おきに出ている。18時30分発の始発のバスに乗るが大雨となり平城宮朱雀門に到着した時には豪雨となっている。雨の中を歩き朱雀門の開門儀式を見学する。約10分の儀式であるが衛士が7名でする儀式は見ごたえがあった。ちょうど無料のハートフルトラム(特殊バス)が来たのでそれに乗り第1次大極殿まで行き、大極殿内を見学して再び雨の中を遺構展示館に行く。ボランティアの人が懇切丁寧に説明してくれるが、これらの方々はもともと遺構が発掘されるまではこの地で百姓をしていた人の子孫だそうで、時の宮沢首相が土地を取り上げられた人に遺構の発掘作業と遺構の維持管理の仕事を与えたそうである。中々宮沢さんも味なことをされたとおもう。歩きながら遺構を見学し最後に東院庭園に到着。ここは来賓をもてなす場所で池に和歌を流す遊び等も行われたそうである。

帰りは近鉄奈良より近鉄・阪神経由で武庫川に行き美恵子さんを見舞う。新幹線は正常運行していたが呉線は遅れとスピードダウン運転のため50分を要して呉駅に到着。呉駅で夕食を取り帰宅。2泊3日の旅を終える。

写真

     
 JALホテル奈良 奈良駅前通り  東大寺中門 
     
 奈良公園の鹿 かなりメタボ気味 東大寺の金銅八角灯篭  大仏池と大仏殿 
     
 東大寺の大仏 フラッシュなしで撮影 興福寺  興福寺の五重塔 
     
 若草山から奈良市街を望む 法隆寺  法隆寺東院 
     
 慈光院 庭園が素晴らしいお茶を頂く 薬師寺金堂  薬師寺東塔 
     
 薬師寺西塔 玄奘三蔵院伽藍ー平山郁夫の西域壁画あり  世界遺産唐招提寺 
     
 唐招提寺金堂 平城遷都1300年祭 朱雀門開門儀式 衛士が主役
朱雀門から第1次大極殿を望む 
     
 第1次大極殿を横から眺める 東院庭園内の接待用ハウス  東院庭園の人工疎水 

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