秋の風情を追って
今年も新しい玄関リースができた
いつの頃からか
秋になると大きなリースを作って飾るようになったが
毎年同じではつまらないので
少しずつ新しいアイディアを取り入れては
あれこれやってみている
この時期になると
オリジナルリースつくりの本が出るので
本屋さんへ行ってチェックするのだが
最近は生の素材を用いたリースが主流になっている
新鮮な葉っぱや花をあしらったリースは美しい
でも
さすがにこれは長持ちしない
わたしはこの秋バージョンをベースに
クリスマス〜お正月まで
ちょっとずつアレンジを変えて使うので
数ヶ月は持つものでなければ
使うことはできないのだ
今年はどうしようかな・・・
8月ごろからずっと考えていて
特に良いアイディアもうかばないまま10月になった
それが先日
ふと裏においているバラ鉢に目がとまった
それは名もない「のばら」
まだバラについての知識が全くない頃に
園芸店で札の写真を見て購入した”白バラ”は
春に咲いたら”ピンク色”だった。。。
他のバラを押しのけるように
フェンスいっぱいに恐ろしい勢いで広がる「のばら」
特に良い香りもない上に
一季咲きなので
花が終ったらただひたすら茂り続けるやっかいもの、、、
とんでもないものを買ってしまったものだと悔やみながら
とにかくひどく大きくならないようにと
今年は鉢植えにする
枝を短く切り詰めて
裏手におしやられた「のばら」は
そこでもたくさんの花を咲かせ
やがて小さな実をつけた
その実が今赤く色づいて
秋の風情を感じさせてくれる
そう、このバラ鉢をそのままリースにしてしまおう
以前は赤い実はドライにして飾っていたが
あまり若い実を切ってドライにするとしわしわになってしまう
となると
しっかり熟すまで待たなくてはならないので
リースを作るのが遅くなる
しかし実を生のままで飾れたら
これから更に色が濃くなり
やがて葉が落ちる様子とともに
自然の風情として楽しめる
やっかいものの「のばら」は
こうして一躍主役に踊り出た
転機はいつ訪れるかわからないものだ
そんなことをふと考える
今日は母と一緒に
広島バラ園へ行ってきた
先日からちょっと疲れ気味で体調は良くなかったのだが
わたしにはどうしても会いたいバラがある
春にも会いに行ったが
秋の装いはまた格別美しい
そのお目当てのバラ”スモーキー”は
今回ちょっとくたびれた花がひとつだけ咲いていた
それでもこのくすんだ赤が
わたしを満足させてくれる
いつかはこのバラぜひとも欲しいものだ
一方は母
土手に咲いている菊を熱心に見ている
その側には赤とんぼ
春にはタンポポの綿毛を嬉しそうに見ていた母は
バラをひとしきり堪能した後は
こうして季節の景色を楽しむ
まだ日中は寒くない今の時期は
天然酵母のパンつくりに適している
先週、柿酵母を取り出して培養し
第一号のパンを焼いてみたが
実験的に自動パン焼き機ホームベカリーを使ったので
どうも発酵温度が高すぎたらしく
見事に失敗してしまった
さあ今週は何としても
ちゃんとした天然酵母パンを焼きたいものだ
実施予定は明日
さてどうなることやら。。。
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