いまどきの
中学、高校という新しい環境にも
それぞれなじんだ様子の子どもたちは
中間テストを終えて今一段落している
中間、期末といった定期テストは
学生にとって一番頭の痛い関門で
コレさえなければ学生時代は最高に楽しいのになぁ〜と
いつも思ったものだった
高校に入ってはじめての中間テストを控えた息子は
その一週間前
ちょうど娘の誕生日に便乗して父からお小遣いをもらい
それでビデオを5本も借りてきた
ビデオの貸し出し期間は一週間
返却期日はテスト期間の半ばあたりだから
この5本のビデオは
テストの前に見なくてはならないのだった
滅多にビデオを借りる事もないのに
(常に金欠状態なので)
何でよりによってこんな時に借りるのか?!!
テストが終ってからにすればゆっくり見れるだろうに、、、
「信じられんっ!」と思わず目がつり上がるわたしに
息子は戸惑いの表情を見せた
わたしが学生の頃には
一応テスト前にはジェスチャーだけでも
勉強しなくちゃ〜というそぶりを見せたものだ
(そぶりだけだったかもしれないが・・・^^;)
いや
何となくそうするのが常識だと思ってきたので
あからさまにその価値観からずれた様子を見ると
こっちが戸惑ってしまう
そういう親の様子に息子もまた戸惑っているのだっだ
翌日には部屋から音楽の音がする
「音楽は鳴ってても勉強はしてるからね」
わたしが聞く前に
息子は予防線を張ってきた
わたしが学生の頃には
やっぱり試験期間でも音楽は聞いていたけれど
音がもれないようにイヤホンくらいしてたけどなあ、、、
(これはただ単に隠れてコソコソしていただけ?^^;)
そしてテストの前日
わたしの部屋へ来てパソコンを使わせてくれという
翌日のテスト範囲のポイントを
自分でまとめて覚えやすくするらしい
そんなの手書きでいいじゃないかと思ったが
「あまりに字が汚いから自分でも自分で書いた字が読めない」
のだそうだ(呆)
いや本当に息子の字は読みづらくて
わたしは高校入試の願書を提出するも
これで通用するのかと心配したものだ(汗
テストが次々すんでいくと
今度はまわりの友達が一緒に答えについて話をする
数学のある問題はとても難しくて
まわりの7人がみんな書いた答えが違う
そこで誰かが提案
「おい、かけようぜ〜♪」
正解者にはみんなから100円ずつ配当されるという約束だ
上手くいけば600円が手に入る
一方
初めて中間テストというものを経験する娘は
小学校の時とは違う緊張感を持っているようだった
兄に色々聞きながらちょっとそわそわ、、
そしてテスト週間に入り部活も休みとなった土曜日
盛んに電話がかかり何やら友達と相談している
「今日は午後からみんなで図書館に行って勉強するからね」
そう言ってきたので
いったい誰と行くのかと聞くと
ずらずら名前があがってその数総勢10名ほど
「そりゃあ遊びだ」と夫が笑う
それでも本人は張り切って図書館へ出かけた
夕方になって帰ってきた娘は
服がびしょびしょになっている
「みんなで川に入ってきたよ〜♪」と
とっても嬉しそう(あんぐり・・)
いまどきの子ども達は
試験だといっても随分気持ちが違うものだ
ある意味では緊張感が乏しく
ある意味では余裕があって楽しい
それが良いのか悪いのか
何だかよくわからない
今日はわたしの母校のバザー初日で
現在同窓会役員をしているために
今日一日をたこ焼き責任者として費やした
すでに卒業してから24年が過ぎ
若い同窓生とは親子ほども年が違うくらいになっている
その子たちの言動には
「ねえ、遠慮って言葉知ってる?」
と思わず聞きたくなるようなものも多くあり
わたしの同期の友人たちが
それを見て聞いて
いちいち腹を立てている姿を見るのがかえって面白かった
それはまるで嫁と姑のように
合いいれない世界なのだ(笑)
割り当てられた仕事時間の中で
気ままに休憩をとり
その上いつの間にか姿が消える
自分の仕事よりも他の人の仕事の方が面白そうだと思えば
相手が年上だろうが
そちらと代わってくれと言って来る
この様子を見てつくづく思う
いまどきの会社の上役はどんなにか苦労していることだろう、、
バザーはもう一日ある
何が起きても驚かないようにしなくては(苦笑)
息子の例の数学の試験問題は
結局7人のうち一人だけ正解者がいた
ではその子はめでたく600円を手にしたのかと思ったら
「あれはなかったことにしようぜ〜♪」
と煙にまかれてしまったらしい
何事も至極あっさりと
これが今風なのだろうか・・・?
まあそれはそれで良いような気もするし、、
明日息子は友人に頼まれて買い物についていく
コンタクトレンズを買うらしいのだか
どうやら片方は緑でもう片方は青のカラーコンタクトなのだそうだ(驚)
うーん、、、この感覚のギャップは如何ともしがたい
”昭和は遠くなりにけり”・・・かな(苦笑)
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