6月になったら


原因不明の5月病
先週ずっと続いた派手な咳でフィナーレを迎えた
息子がまだ小さかった頃
よく喘息を起こしていて
夜中でもすわったまま横になろうとしない
横になると息ができなくなるのだという
今回のわたしの症状はまさにそれ
自分でもかなりひどいと感じる

仕方がないので
背中に折りたたんだ毛布をあてて
上半身を起こし気味にする
これで何とか眠れそう・・・
でもまた咳が出始めるともう止まるものではない
寝不足の日々が続く

それでも頭の中では
「6月になったら治るから」
そう思っている
そんな決まりはどこにもないが
そう思うことにしている
だから不安がない

どんなに状況が悪くても
それが期限付きだったら我慢は容易い
一方
これがいつまで続く・・・?
そういう不安感は人を限りなく落ち込ませる

やがて薔薇のシーズンが一段落し
枯れた花を摘み散らかったお庭を片付ける頃
”折りたたみ毛布”なしでも
夜眠れるようになる
「夕べは全然目が覚めなかったな・・・」
そう
6月になっていた

ひどかった手足のむくみはすでに治まっている
やれやれ
これでやっと元通り元気になった
そう思ったらじっとはしていられない
朝5時に起きてまず庭に出る
滞っている作業をひとつひとつ片付ける

いつの間にか
小さなイワダレソウの花が咲いている
夫はこの雑草のような花がいたく気に入り
三脚まで持ち出して熱心に撮影

高い所につる薔薇の枯れた花がぶら下がっていたが
今日はそれらもきれいにとりのぞいた
久しぶりにあちこちすっきりする

明日は小学2年生の子ども達がやってくる
授業の中に『町探検』というのがあって
自分達の希望する場所(お店や施設など)を訪ねては質問などする
何年か前からは
「教会コース」というのができていて
いくつかのグループが訪れる
昨年はカメラ持参でやってきた
お庭で記念撮影をする子ども達
それに備えてせっせと花がら摘みをしておく

近年
世の中に怪しげな宗教が増えてきて
同時に教会も妙な目でみられるようになってきた
「うちはそういうのとは違いますよ」などと
いちいち弁明の機会もないので
そのまま放っておくしかない

先日
水まきをしていたら
学校帰りの小学生(低学年くらい)が立ち寄って
自分も水をまきたいという
面倒だがまあいいか・・と思ってホースを渡すと
道路に向けて放水するわ
お花はぐちゃぐちゃにするわで困ってしまった
そのあげく
「お母さんがね、ここは”いけない教会”って言ってたよ」
とのたまう

何をもって子どもにそのようなことを言っているかは知らないが
そういうことよりも
もっとお子さんに教育するべき事があるんじゃあないの?
と言いたい

たまにそんなこともある中で
「教会コース」があることは嬉しい
本当に”いけない”ところだったら
そういうコースはできないだろう

さて
今日は突然思い立って広島バラ園へでかけた
先月行った時は全然お花が咲いていなくてがっかりしたが
今日はとてもきれいだった

こぼれるような花を見ていると
うちもあんなふうにこんなふうにと
色々イメージがわいてくる

明日もまた5時に起きようかな
人通りのない静かな時間を満喫できるから。。。






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