<<幻が醒めた時>>

久しぶりにあった友達の

隣に寄り添っていたのが君だった

きっと初めから惹かれてた

友達として付き合っても

満たされない気持ちばかりが膨らんで

全てを傷つける恋でも奪いたい

いつものたまり場で

君へ向けた視線は真剣だったよ

何かを言いかけた君の後ろのドアが

勢いよく開いたから

君はあの時 何て答えようとした?

彼奴が死んでしまって

もう君の口は何も言わない

だから僕から離れたんだ、全て僕のせいだから

渇いた空に深呼吸 瞳、閉じてみて

心の奥深く想いがまだ溢れそうだけど

もう、きっと会わないだろう

思い出は空のようで、 静かな海のようだけど

会えない隙間は彼が立ち止まって

全てを上から見つめてるから

全てを不幸にして君から笑顔をとったけど

君に会えて僕は嬉しかった

きっと知りたかったのはあの笑顔の理由

幻の月日はすべて覚めたけど

君のあの笑顔をすべてなくさないで