<<粉雪の下の桜>>

季節はずれの粉雪が

丘を白く染めていく

桜の花はまだだねと

君が苦笑いしたのを覚えてる

咲いてくれ 桜の花よ

心から想う あの方の為に

温情なのか非情なのか

咲いてくれ 桜の花よ

心から思う この気持ちの様に

粉雪は降り続けている

散っていく 何もかも

腕の中に眠ることを許さない

枯れていく 何もかも

孤独にうち寄せられてく...

焦る気持ちは真実を見抜けない

粉雪の下の桜の微かな命に

気づくはずもない

傍にいてくれ 君を想うから

冬が終わり春になっても

微かな命が愛に変わるまで

近くに感じていたい

ただ愛しい貴方だから

幸せの結末は貴方との

数え切れない日々に在るから

優しさを忘れない為に

粉雪の下の桜を忘れない為に

貴方の愛を包みこめるだけの

そんな自分でいたい

貴方の事だからきっと

もう知ってるんだよね

粉雪はもう溶け始めてる