'90 Kawasaki Zephyr400


 スペック等はこちら・・・

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1.購入・納車
 
バイクに興味を持ったきっかけは、小学校5〜6年生頃に近所で見たZ2(Kawasaki Z750F)だった。
そのためか免許を取って最初に買ったバイクもZ250FTだったし、それ以降もZ400GPやGPz400FやGPz1000RXなど比較的
Kawasaki車に多く乗ってきた。
今でもZシリーズには特別な思いがあるし、Z2(特にD)は最もカッコイイバイクの1つであると思う。
このゼファー400はたまたま知人が乗らなくなるからということで、2006年4月末に譲り受けたもの。
メーターは後期モデル用に交換されている。燃料計はタンクが未対応?のため作動しない。
タンクはサビのため一度新品に交換したらしい。
2.インプレッション
   
   

パッと見、大柄なデザインに見えるが、実際にまたがってみるとコンパクトで足付きも良い。
普段BMW K100RSに乗っているせいか、取り廻しは原付のように軽く感じる(といったら大袈裟か?)。
クラッチなどの操作系も軽く、ミッションのタッチも悪くない。
多少前後のサスはヘタってるようだが、コーナーでの倒しこみも自然で軽く乗り易い。
ただ、この個体固有の問題だと思うが、3000回転以下のトルクが極端に小さいというか、発進時などに気をつけないと
ガス欠?のような症状でしばらく吹けなくなる。3000〜4000以上をキープして走ればそこそこ快適に走れる。
このあたり何とか改善していきたいものだ。
1万回転以上も回るが、回転上昇はシャープじゃないし所詮46馬力程度だし回しても決して速いバイクではない。
カウルも無いので、やはり100km/h以上は快適とは言えない。ノーマルの集合は回すと少し耳障り。
4000〜8000回転あたりをうまく使って走れば結構快適で楽しい。
スピード感はBMWの1.5倍くらいあり、60〜80km/h程度で走っててもBMWの100〜120km/hの感じなので、
ある意味飛ばさないでも「飛ばしてる感」を楽しめる点は良いかもしれない。
長距離や高速走行には向かないが、雰囲気を楽しんだり、気軽に街乗りするには乗り易くて良いバイクだと思う。
3.メンテ記録
 
06/04/28
 譲り受け 1770km(メーター交換されているので実走行距離不明)
         タイヤは結構新しく、8〜9分山はあるかな?
06/05/13 1863km キャブ掃除/調整、チョークレバー修理、バッテリー液補充、スロットルケーブルグリスアップ
06/06/10 1907km キャブ同調 PS[2回転]戻しに調整
06/06/24 2023km プラグ清掃 PS[2+1/4回転]戻しに調整

06/07/30 2089km プラグ交換 NGK DPR9EA-9(南海部品で4本1,890円)
4.雑記録
 
06/04/28
 知人が乗らなくなるからということで譲り受けることになり、会社帰りに受け取りに行った。
        クラッチの調子が悪い(切れが悪い)とのことだったが、特に問題なかった。少し段付きありかな?程度。
        年式相応の各部ヘタリや傷・サビ・左右とも(軽い?)転倒跡などあるが、タンク凹みや走行に支障のある問題はない。
        他の欲しい人が見つかるまでのつもりで譲り受けたのだが、久しぶりのカワサキ車でちょっと嬉しい。
        洗車してWAX掛けして各部調整・グリスアップしたら見栄えも良くなり、さらに乗り易くもなって少し愛着が・・・。
        普段リッターバイクに乗ってると、パワーや車格に物足りない点もあるが、これはこれで結構良いバイクだ。
        (不具合による?)低回転でのトルク不足があるが、今後改善していきたい。
        国道で車線の真ん中を四輪と同様に走ってると煽られるように車間を詰められるのはどうしてだろう?
        (前にも車がいる状態なのに・・・) BMWの時はほとんどないので、やはり少しナメられるのかな?
        そういう意味ではある程度のサイズ・車格も必要ですね。

06/05/13 キャブ掃除など
        タンクを外し、キャブを外してジェット類を掃除した。キャブの取り出しは・・・結構苦労した。
          キャブ掃除状況1 キャブ掃除状況2
        フロートの高さは17mmが基準だが、1番のみが20mm強あったので、17mm程度に調整。
        メインジェットとスロージェットを外してキャブクリーナーで吹き、少しジャブ浸けしておく。
        メインジェットが通常のマイナスドライバでは外れず、途中でホームセンターへ買いに走った。丁度良いサイズ・形状があり370円也。
        (膨らみの少ない形状が必要。かといって小さいドライバでは舐める可能性大)
        MJ、SJとも全て標準のものが付いていた。(ゼファーのスペック参照
        キャブ内各部をキャブクリーナーで吹き洗浄し、組み立て。
        パイロットスクリューは戻し2回転が基準だが、3回転戻しだったため、2回転と1/4程度にしてみる。
        エアフィルタもチェックしてみようと思ったら・・・タンクのサポート?を外さなければいけないようだが、ボルトが舐めそうで外れないので中止。
        苦労しながらキャブを組み付けて試走してみると、低速は問題なく発進もスムーズにできる。中〜高速も問題ない。
        ただ、軽く空ぶかししてみるとスロットルを戻した時の回転の落ち方が遅いので、少しパイロットスクリューの再調整が必要なようだ。
        でもこのノーマルキャブ、キャブを組み付けたままでは普通のドライバではパイロットスクリューの調整ができない。(^_^;)
        何か適当な工具を入手したいと思う。同調もしたらさらに調子よくなりそうなのでバキュームメータ買わなきゃ・・・。
   
        【その他の整備】
        ・チョークレバーの調整   チョークレバーストッパー部品  チョークレバーストッパー組み付け
          チョークレバーが引いた時に固定できなかったので修理。構造は以前乗っていたGPz1000RXと同じ。
          レバーのストッパーを押すスプリングが錆び付いて動きが悪くなっていた。CRC等で掃除してスプリングを手で引き伸ばす。
          ついでにチョークケーブルもグリスアップ。
          ストッパー組み付け字は、固定ネジを少し緩め(ストッパーを効くよう)にセット。
          作動させてみると、少し固めだが、チョークレバーがうまく固定できるようになった。(^^)v
        ・バッテリー液補充
          液がMIN以下のブロックがあったので各部MAXまで補充した。
        ・スロットルケーブルグリスアップ
          スロットルケーブル(引き・戻し)をグリスアップ。スロットルグリップもついでにグリスアップ。動きがスムーズになった。
       
06/05/30 キャブ調整用工具発注
        
ゼファーのキャブ調整(パイロットスクリュ)するのに、極短ドライバを使ってもどうしても2番だけうまく回せない。
        本来ならキャブ調整ドライバ(4,500円程度〜)を買う必要があるのだが、BMWでは必要ないし、他で使う予定もないのでもったいない。
        というわけで、ゼファーのキャブ調整に使えて、何か他でも便利に使えそうなフレキシブルドライバを買うことにして発注した。
        エンジニア製 DZ-11 フレキシブルドライバー(マイナス) アストロプロダクツで493円。1週間位で来る予定。
        価格 : \493 (税抜\469)
        アストロの商品コード : 4989833009113

06/06/01 バキュームゲージ購入
        キャブやインジェクション同調用にバキュームゲージ(新品)をオークションで購入。1ゲージのにしようと思ったが結局4連に。
        (YAHOOオークションで出品者と連絡が取れなかったため)。その代わり一番安いタイプにした(^_^;)
        代金7,000円+送料等で総額7,552円。
        BMWでディーラにお願いするとCO調整と一緒で5,000円ほど掛るし、行くのが遠方なので買う価値はあるだろう。
        それに自分の好みでセッティングできるのも利点だ。ゼファーとBMWの両方で使えるし。
        
四連バキュームゲージ(BMW用に1番のみT継ぎ手を追加している)
        さっそくBMWで同調作業をした。

06/06/10 ゼファー同調
        ゼファー400も同調した。パイロットスクリューは規定の2回転戻しに調整。
          (フレキシブルドライバは大きくて使えなかった(^_^;)。結局ミニラチェットで何とか調整)
        タンク等を外して四連バキュームゲージを接続。燃料はオイル挿し?を利用(空気がうまく抜けないので時々ガス欠になる)。
        BMW-Kと違って、こちらは各気筒間にある、計3つのバタフライ開閉調節ネジで同調する。
        最初に1番と2番を同調させ、次に3番と4番、最後に2番と3番で同調させる。あとは同じ順番で微調整して完了。
        思ったほど狂っていなかったが、とりあえず1500〜4000で同調した。 同調の様子
        試運転してみると、吹き上がり時のエンジン音がクリアになり、若干シャープになったようだ。
        加速は良いし、加速中は1万回転以上回るのだが、最高速は140強しか出ない(5速でも6速でも)。 (調整前は計測していない)
        ピークパワーが足りないようだ。ガスが薄いのかな?
        それと、発進時に3000回転程度で半クラッチを使わないと少し不安定になる症状は時々ある。

06/06/11 ゼファー タンクステーボルト交換
        ゼファーはエアフィルタを点検などする時に、燃料タンクを外した上、タンクを固定するステーも取らないといけない。
          (実際にはステーの隙間からネジを外して無理矢理エアフィルターを引き抜くことも可能ではあるが)
        しかしそのステーのボルト2本が固着した上、6角ヘックスが舐めかけていて外れない。
        CRCをかけてみたり、色々な工具を使ってみたがダメ。結局ダメージが大きくならないうちにバイク屋さんにお願いすることになった。
        バイク屋さんでもかなり苦労したが、かなり大きな「バキッ」という音とともに緩んだ。(^^)v 
        似たような新品ボルトに付け替えてもらい終了。
        タンクを外し、各種工具を駆使して30分以上格闘したのに部品代だけの126円(ボルト2本)。感謝感謝。
        本当にいつも困った時だけお世話になります。次はBMWのタイヤ交換に行くからね〜!(タイヤ持込だけど)
        とりあえず自賠責保険は全てココで入ってあげよう。新しくバイク買う人も紹介してあげなきゃ。

06/06/24 アングルドライバー購入(06/24)
        結局ゼファーのパイロットスクリュー調整用にアングルドライバーを購入。
        汎用性が高いのとギア式(動きがスムーズで正確)ということで、アストロプロダクツのものを購入。画像1 画像2
        通常8,700円ほどの物だが、セールで5,700円也。
        使ってみると、やはり楽々調整ができる。(^^)v
        パイロットスクリューは1+3/4戻しだと締めすぎで少し薄いようだ。とりあえず2+1/4戻しで様子をみることにする。
        プラグを外してみると、かなりススけていた。(^_^;) <---少し前?に換えたように聞いていたのでチェックしていなかった。
        ワイヤーブラシで掃除して少し試走したら低速のカブリが減って少し安定した。
        キャブセッティングがそこそこになってきたので、次は点火系をメンテする必要がありそうだ。
        
プラグ交換、ウルトラシリコンケーブル、アーシング、それとエアフィルタ交換で低速のカブりは改善しそうな雰囲気が・・・。

06/07/30 プラグ交換
        前回結構プラグが汚れていたので、新品に交換してみた。NGK DPR8EA-9が付いていたので、純正指定のDPR9EA-9にしてみる。
        南海部品で4本1,890円也。外したプラグは、比較的良い色で焼けており、それほど消耗もしていなかった。
        それでも交換後は回転が気持ちスムーズになり、低回転での粘りも少し良くなったようだ。
        3000回転以下での発進ではやはり(カブリ気味か?)少しもたつくが、若干は向上したように思う。
        あとイジるとしたら、エアフィルター交換かな? パイロットスクリュは前回セットした2+1/4戻しで調子良いようだ。
        現状が不調なのかこういうものなのかわからないので、完調な同年式ゼファーに乗ってみたいものだ。

06/08/16 ゼファー譲渡
        オンロード2台で、乗る機会も少ないし、キャブ掃除・調整で調子良くなってきたため、乗ってもらえる方に譲渡することにした。
        ハーレー乗りの方の甥が免許を取得されたらしく、乗りたいとのことで引き取りに来られた。
        待ち合わせ場所まで走ったが、炎天下の過酷な状況でも好調だった。3000回転以下でラフに発進しようとするとカブリ気味になる
        症状?は残っているが。慣れれば大丈夫と思われる。